俺、隠岐に立つ

11年間の島暮らしを終え、ワイン農家を目指して岡山へ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

水産加工はじめてます

2018-06-27 | 海士の食

5月から水産加工を始めています。

ここは漁協の水産加工場。

しばらく操業が止まっていたのですが、5月から復活に向けて動き出しています。

持続可能な島の漁業には、地元で獲れた魚を地元で消費する仕組みづくりが必要だと思っています。

地元で食べれば新鮮で、消費者にも生産者にも経済的なメリットがあって、関係性が生まれる。

そのためには、魚を取る人と食べる人の間をつなぐ食べやすさと品質を担保する役割が必要で

その部分を担おうと思っています。

作業用の白衣を買ったので、テンションあがって自撮りに挑戦。

まずは形から入るのが好き。

地元の定置網の水揚げされたところへ魚を仕入れに行き始めました。

もともとの業務を整理しながら新しい仕事の形を作り始めています。

これは地元の小学生・中学生が食べる給食用のサザエを加工しているところ。

ボイルしてむき身にした後、丁寧に掃除をしてスライス。

家でもよくやっていたことだけど、量が全く違います。

黙々と作業をこなしていると違う世界が見えてくることも。

 

これは直売所で売っているレンコダイの一夜干し。

初めて自分で製造したとき、1枚だけわずかに骨が切れてしまったので

泣く泣く試食用に回して出来栄えを確認。

ちゃんと美味しい!

 

かつての加工場の仕事は、地元の給食用の食材提供と土産品の製造がメインでした。

どちらも意義のあるものだけど、それだけでは採算が合わなかったのも事実。

違うやり方、組み合わせ、一工夫が必要。

 

学校給食は、地産地消の取り組みとしては一番わかりやすい。

けれど、「地元産」だけに満足してもいけない。

地産地消の本質的な良さは、頭でわかる「良さ」以外に

新鮮な食材の美味しさであったり、生産の現場が見える安心だったりすると思う。

ここにこだわらない限り漁協がやる意味も見いだせない。

その日に獲れた魚をその日のうちに加工して商品にすることに挑戦し始めている。 

 

土産品は本当に地元のもので作ることにこだわる。

そして、保存料や化学調味料などを使わない。

自分が食べたいもの、人に食べてほしいと思えるものを作る。

 

そして、日常的に家庭で食べる魚。

今までは魚まるごとでしか買うことができなかったけど、

食べやすいサイズの切り身にしたり、フライ用などひと手間かけた選択肢を作る。

お弁当用のおかずや、惣菜まで踏み込みたい。

特別なことじゃない、日々の暮らしに浸透していくことを目指します。

 

ビアガーデンやキンニャモにゃ祭りなど島内の食イベントには積極的に参加して

魚の美味しさを伝えられるように頑張ります。

 

  

誰か、一緒に働いてくれる人いませんか?

絶賛募集中です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (いのいの)
2018-07-19 14:13:37
ちょくちょくブログ見させて貰っています。
本当に素敵な事されていますね!
お手伝いしたいです。
Unknown (yoru)
2018-09-17 17:38:33
みてます。

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