浪漫飛行への誘(いざな)い

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ANAの赤字がなんと5000億円

2020年10月22日 05時53分16秒 | ニュース

ANAの2021年3月期の連結最終損益が5000億円前後の赤字(前期は276億円の黒字)になることが判明した。新型コロナウイルスの感染拡大で国際線、国内線ともに旅客数の大幅な減少が続いており、過去最大の赤字となる。ANAの4~8月の国際線の旅客数は前年同期比96%減、国内線は84%減というから惨憺たる状況である。社員の希望退職・一時帰休や役員報酬の減額、社員の年収を3割削減する方針などコスト削減に取り組んでいるが、旅客需要の減少を補うには程遠い。

コロナ禍で人の往来、特に外国との往来を政府自体が禁止しているのだから、当然といえば当然の結果である。JALとてANAほどまでひどくないが、似たり寄ったりの厳しい環境にある。JALが破綻以降、確実で質素な経営を続けている一方、ANAは慢心して国際線を急速に拡大させ、超大型機のA380を購入したり、全社的に拡大路線まっしぐらであったのが完全に裏目に出たようである。スポーツへの協賛もお金に糸目をつけずに拡大していたので、気になっていたが、少し手を広げすぎた感がある。

航空業界の悲劇は、日本だけでなく、世界中の深刻な問題となっている。公共事業という性格から、民間会社であっても、国や政府の全面的バックアップが必須である。絶対に潰してはならないが、日本政府がどこまで支援してくれるかにかかっている。JALの再生は、民主党の功績となっているので、現政権及び自民党は、完全にANAびいきである。従って、政府は、JALよりANAを優遇サポートするはずであるが、誰でもわかるえこひいきはやめてほしいものである。

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