庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

巻き方は気まぐれ?ネジバナ

2020-07-08 09:48:35 | 日記・エッセイ・コラム

梅雨の晴れ間の散歩道でよく見かけるネジバナは、小さくても
ランの仲間だけあって近くでよく見ると美しい花です。

名前の通りネジれて巻きながら咲くネジバナですが・・

右巻きと左巻きがあるのを知っていますか?

どっちが右巻きでどっち左巻き?なのかは、諸説あって未だに
ハッキリしないのですが・・

ツル植物の場合は、一つの品種で同じ方向に捻れて巻くのが
普通で、例えばノダフジとヤマフジの場合、ノダフジは右巻き、
ヤマフジは左巻きとなっています。

それを参考にすると右巻きの蔓を横から見た場合、カタカナの
」になるので覚えやすいかもしれません。

これは「」に見えるので右巻きですね!

 

こちらは逆なので左巻き。

自然界には、巻き方の方向が定まった植物は多いのですが・・

ネジバナに限ってはまったく気まぐれのようです、確率では
右も左も50%、で半々だそうです。。

推測ですが・・おそらく花の咲く時期の気分?、太陽の方向、
風の影響等によって自分の好きな方向に巻くと思われます。

規則等に縛られず、風の吹くまま自由気ままに咲いてる・・
ネジバナって、良いなぁ~(笑)。

中には途中で巻き方が変わったり、まったく巻かないネジバナ
もあるので面白いですね!。

これはネジバナなのに?真っ直ぐでまったく巻かないネジバナ。

ところでネジバナはなぜ巻くか?というと、この植物の細さ
からいって片側だけに花を付けると、重心の関係でバランス
が崩れて、片側に倒れてしまうからだと言われています。

巻かないとこんな感じで倒れてしまいますね!(笑)

白花のネジバナ。

やはり自然界も人の世も、左右に偏らないバランス感覚が
一番大切なんだと想う。。


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