こちら噂の情報局

６つと4つの孫らから画像が送られてきた。
アゲハチョウの羽化。
旅立ちだ。
我が家で育った幼虫がレモンの木の枝で動かなくなった。
それが、月が替わった８月１日。

「羽化が見たい」というので、枝を切って瓶に入れて渡した。

顔を寄せ合って、嬉しそうに孫二人が見る。
癒される。

「サナギになったよ」と聴いたのが２，３日前。
去年も羽化に成功したママが壁際に手際よく旅立ちの準備。

動かないサナギを瓶から取り出す。
枝と葉っぱを割りばしにからめ、テープで止めて固定。

早速、１１日の朝、報告が来た。
「起きたら、もう、羽化してた」
下の孫娘が見つけたようだ。
で、早速、放蝶の儀式。

去年まで昆虫をつかめなかった６つの孫が手際よく手にした。
下の孫娘は、まだ、怖がる。

「行ってらっしゃーい」
孫が優しい声をかける。

バイバイではなく、行ってらっしゃいがいい。
優しい男の子に育っている。
アゲハチョウはしばらく、庭の花に止まっていた。
孫らとの別れが名残り惜しいのか。
動画が切ない。
自然との触れ合い。
いいもんである。