【2019年度NHK大河ドラマ『東京オリムピック噺(ばなし)』】第四十回『バック・トゥ・ザ・フューチャー』より。
2019年10月27日日曜日放送分NHK大河ドラマ『東京オリムピック噺(ばなし)』第四十回『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
原作・脚本・作品・宮藤官九郎 音楽・大友良英 噺・語り・ビートたけし+森山未來(美濃部孝蔵+古今亭志ん生・役)
第四十回『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(2019年10月27日日曜日放送分)より。
1959年。東京オリンピックの招致活動が大詰めを迎えていた田畑政治(阿部サダヲ・演)は、東京都庁にNHK解説委員の平沢和重(星野源・演)を招き、きたるIOC総会での最終スピーチを引き受けるように頼む。
断る平沢に対して、田畑は、全てを失った敗戦以来、悲願の招致のために、全力を尽くしてきた自分の『オリムピック噺』を語って訊かせる。
それは、戦後の食糧不足の中、浜松で天才・古橋廣之進(北島康介・演)を見いだすところから始まる。
大河史上最低の視聴率。ピエール瀧の麻薬逮捕・降板。シャロやん・川栄李奈の妊娠。阿部サダヲの自動車での人身事故。チュートリアル徳井の脱税事件、萩原健一の死……この大河ドラマは呪われている。正直、最近、あんまり面白くない。
だが、だからこそこの大河ドラマは貴重なのだ。この大河は、『八重の桜』や『平清盛』のように、放送終了後、伝説になるだろう。
生前に売れなかった作家や、画家のようなものだ。我々は伝説をこの目でみているのだ。
次回、第四十一回『おれについてこい!』(2019年11月3日日曜日放送予定)へ続く。