山に癒されて…♪

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北八ヶ岳のプチ池巡り 3 痛かったよ…大岳

2018年10月24日 | 山登り 八ヶ岳 蓼科
2018年10月14日☂ 北八ヶ岳 大岳とプチ池巡り


 北横岳からの続きです


このまま引き返せばよかった…

そう思う事が起ころうとは
この時は思いもしていませんでした

北八ヶ岳の特性を知っているはずなのに
久々のお山という事もあり
ただの池巡り…と思い込んでいた事が
普段の慎重さを無くさせていたのでしょう

そして 煩悩具足の私に 山の女神さまから 
痛~いお仕置きを頂く事になります



北横岳からは 急な下り坂から始まります
アップダウンを繰り返して 大岳を目指して進みます


 ちょこっと鎖場
 緩やかになって ホッ

 再び って…
 やっぱり…って…




ガッスガス!

基本 尾根歩きだけど 景色は ゼロ!



 ゴゼンタチバナの実



ゴゼンタチバナの赤い実が
雨に濡れて 艶めかしいほどに赤く目立ちます

そのゴゼンタチバナの実を横目に
緩んだ地面と 滑る岩に注意しながら下ると
小さな鞍部に出ます


 大岳分岐
 分岐からは急登



ここまで来たら 大岳に立ち寄らねば勿体無い

欲の塊の私は 迷うことなく
ピストンする事は承知で 大岳に向かいます





大岳分岐からの道は 思いの外
急な岩尾根でした


 濡れた石と岩…滑る!

大岳 2382m



大岳分岐から10分ほど頑張って 
なゴロゴロ坂を登っていくと
白いガスに包まれた先に
石積みされた上に浮かび上がる一本の古い標識


幻想的な出で立ちの大岳の頂にたどり着きます
その傍らに 石仏様が祀られていました

風を避けるように 
岩の影に隠れて 少し休憩を取ります


後は下るだけだな


チチの言葉にッとします


これで 急な登りはないのね♪ 


下るだけという安堵感が 
気の緩みに繋がったのでしょうか…



 北八ヶ岳らしい岩稜

景色のない世界



寒々とした山頂よ さらばだ
さっさ分岐まで引き返すします


 下って 下って
 意外に早く着いた分岐
 更にって何処までも♪




滑ります!と言わんばかりの
陰湿なルート
だけど 八ヶ岳らしい雰囲気の道です

濡れていなければ
然程苦労するものではなさそうですが
雨の日は 辛いルートです…

地面はズルッズル
岩も 木の根も ツルッツル!
これが永遠と続く感じです…


大岳の分岐からの下り途中で
1人の登山者が登って来られました


軽く挨拶の言葉を交わし すれ違うときに…
登山者は一言…

苦行でした…


思わず顔を見直すと
その表情は とてもれておりました

その道を 下っていこうとしている私…

彼に苦行と言わしめる程の道…?


そして… 
その意味を味わう事に…




 梯子の手助け…?よく滑る
 シラタマノキ

シラビソのジャングル尾根



ここからは…

天狗の奥庭を彷彿させる所です

異国の世界に紛れ込んだ
冒険アドベンチャー的なコース


これが天気の良い日でしたら 
どんなに面白かったことでしょう




 白いペンキに従って…
 岩場の下には 深い切れ間が…





濡れた岩肌は 見た目以上に滑りやすく
少しでも 体重の掛け方を間違えると
見事に滑り 足を取られます

岩と岩の間が広く離れており
飛び移らなければ難しいような所も…

濡れていなければそれも可能ですが…


とにかく ここから先は 
滑落事故があったというところ
慎重に 行動しなければなりません
なので…

注意して 下っていくつもりでした… 




天狗の露地



天狗でも出てきそうと思っていましたら
やはり 天狗の露地と言われるところでした

東天狗岳の天狗の奥庭白駒の奥庭
似た感じがしたのも頷けます

所で 天狗さん こんな濡れた岩場でも
一本歯下駄で飛び回っているのかしら…?




 天狗が飛び回る露地…?




雨とガスで 周りは閉ざされても
その広さは分かります

岩を越えていく感じで下るのですが
岩の間が広すぎるところもあり
慎重に下っていくほかありません

でも 魔が差すという事があるのですね…

滑る足元に 普段以上に力が入り 
それでも慎重に下っていましたら・・・
大きな平坦な岩があり
岩と岩の間の間隔が広い所で
こんな雨の時にはしないことをしてしまった私…

何を思ったのか…おもわず 広い平坦な岩
び乗ってしまい…ました…


後の祭りです


ド~ンと 
大きく尻もちをついてしまいます

一瞬 この時は どうなったのか記憶になく
ただ滑った!という感じ…

平坦な大岩の上でよかった…

運悪ければ滑落事故の記録に 
私も加わる事になる所でした…




前を行く チチも思わず 声を上げていました


私の分厚いお尻の肉は 
座骨や尾骨を守ってくれたよう…


大丈夫か?

大丈夫 大丈夫よ♪



この時は 何事も無いように立ち上がり 
そのまま 下っていきます……が


だんだん 左の指に 
強いみを感じ始めます


指が曲がらない…
内出血を起こしているようで 
色が変わって来ています…



どうしよう…


取りあえず休めるところまで頑張ろう…
手の痛みをして下っていきます






樹林帯の緩やかな道では 少しホッとすることもありますが
基本 急な下りが続きます


 これがよくる…
 を使って下る所は…



怪我をしたのは指なのに 歩くのに影響してきます…

もう…絶対 滑らない!

その一心で 手の痛みを我慢して
慎重に下っていきます






周りは何事もなかったかの様に静かです

この頃から 雨の姿が消えます
雲が切れ始め 時々青空がのぞく事も…

だけど…
指が…痛い…
物を握る事が出来ない…

手を下に向けると痛みは増します…


苦虫を嚙み潰したような顔で見上げた空の青…
山の女神様…
どんな顔をして見ているのでしょう…




 濡れた梯子 辛い




池と小屋が見えてきたぞ!

あそこまで下れば…

チチの声に 少し元気をもらいます






唐松の黄葉が見事…

一瞬 痛みを和らげてくれる景色に 
涙が出そうになります



しかし…
ここからの道も 軟ではありません
見た目以上に 距離もあります…

濡れていなければ…
これほど苦しめられる事はなかったと思いますが
雨の日の下りは 本当に厳しいものがあります



 濡れた登山道
 邪魔する倒木
 
滑る木の根



気の緩みが命取り
安易に考えていた事に天罰降る…
痛みは 戒めの痛み…


心で言いながら 慎重に下っていきます

もう…景色や楽しむ心は
痛みと共に失われつつありました…

そのうち 開けた先に 建物が…




双子池ヒュッテ



双子池ヒュッテに着いたよう
ここで休める…そう思うと
肩から力が抜ける感じがします

まだ 私の指に変化が起きているなど
知る由もないチチ…


休む前に 池を見て回ろうと
ヒュッテを挟んだ奥にある雌池の方へと進みます



 双子池の分岐
 双子池 雌池




双子池の雌池の周辺は
まだ 紅葉が残っていました

何事もなかったかの様に
静寂な雰囲気で迎えてくれます



 双子池 雄池




雄池は双子ヒュッテの傍にあります
お天気だったらどんなに綺麗な池でしょう…
深い緑の池に小さな揺れを見せる水面がはやり寂しい…


漸くチチから休もうと声が掛かり
座る場所を見つけて ザックを下ろします


チチが軽食を撮る間に 
私は自分の応急処置をする事にしました





つづく






 応急処置


痛みだけで 指の変形は有りません
骨折は免れたように思うのですが
指が曲がらず 痛みが強い…


取りあえず痛みを軽くしないと 
意外に 歩くのに影響します…

そこで 落ちていた小枝を添木にして
固定することにします


調子に乗っていたとは思わないのですが
とても悔やまれます…
普段は とても慎重になるのに…

集中が途切れた時 在りえない事態を起こすという事を
身をもって知った感じですが
これぐらいで済んだことに感謝しました

帰宅してから次の日に受診すると
筋を痛めているが 骨には異常無いとのことで
暫く 指をテーピングしての日々となりました…

暫く キーをたたく事に苦労しそうです…


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
北八ヶ岳 (のんびり夫婦の山遊び)
2018-10-24 21:31:26
nanekobi5963さん、こんばんは!
北横岳からの双子池への下りは凄い難ルートと聞
いていましたが、それも雨で滑りやすいなか、
大変でしたね。尻もちをつかれたということです
が、応急措置をされたということですが、その後
の経過は如何でしたか。
双子池は大分前に大河原峠からぐるりと歩いたこ
とがありますが、雰囲気の良いところだった記憶
しています。
左手の指、大事に至らないことを祈っています。
のんびり夫婦の山遊び様 (nanekobi5963)
2018-10-25 00:02:18
こんばんは♪

北横岳からの双子池は 面白いと言えば面白いコースですが
雨の日は避けた方が良いコースだと感じました
でも、今回は 私の不注意です
普段しないようなミスをする事がどれだけ危険か
改めて体験して 注意するようにしようと反省です
恥ずかしい事ですが
反省も込めって ブログに書きました(苦笑)

お天気だったら 本当に素敵な所だと思います
今度はお天気の良い時に 一度訪れてみたいです♪

指は テーピングをしつつ リハビリをしています
お陰で ゆっくりですが タイピングできるように
なってきました
少し時間はかかりそうですが
よくなっています ご心配をお掛けしてスミマセン
お気持ちに慰められております
ありがとうございます♪

お山は秋の装いも変わり出し
冬支度を始めだしましたね
山眠る時に 人は目覚めるように誘われますね♪

コメントありがとうございます♪

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