考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英作『平成史5(バブル崩壊、冷え込む景気)』(後半)

2019-09-24 00:39:53 | 英作 解答

英作問題『平成史』

 5.バブル景気に沸いた日本経済だったが、バブル崩壊により、景気は一気に冷え込んだ。(後半)

  ② バブル崩壊により、景気は一気に冷え込んだ。

バブル崩壊とは何か。

崩壊とは終わること。

良い(状態である)経済が終わること。よって、

・The good economy ended. 

・The good economy ended suddenly. (突然→一気に)

 

バブル景気と、バブル崩壊による景気の冷え込みを、プラスとマイナスで考えると、前半がプラスで、後半がマイナス。

要するに、いい悪いで考えるということだが、簡単に考えると、good を使って

・The economy was good. But the economy was not good any more. 

・The economy was very good in Japan. But something happned, and the economy was (is) not good any more. 

込み入った事象は、あえて単純化すると、見えやすくなる。good かbad で考えると、複雑な事柄も見えやすくなる。英作のコツでもある。

 

お金を儲ける、という観点から考えてもよい。要するに、バブル景気に沸く、というのが、お金を儲けた時にあたり、バブル崩壊による景気の冷え込みが、その反対であるので、

・People made a lot of money, and lost a lot of money. 

・People earned a lot of money in the time of the "bubble economy". It ended suddenly, and people lost money. 

バブル景気と、バブル崩壊。要するに、お金を得て、失うことである。

得れば、失う。栄枯盛衰。満つれば欠くる世の習い、である。

 

 

それでどうなったか。景気が冷え込んだ。景気が冷え込むとは?

消費が伸びない。要するに物を買わない。

・People stopped buying a lot. 

・People won't buy a lot of things.

・People won't buy expensive things. 

・People buy less. 

・People don't want to pay money. 

 

企業(店)の側で言うと、物が売れない。

・Companies or shops can't sell their prodcuts easily. 

・Sales are down.

・It is difficult to sell something. 

・You can't sell things easily.

・Things won't sell. 

 

個別に考えると、上記のような英語となる。

 

まとめてみる。

 『バブル景気に沸いた日本経済だったが、バブル崩壊により、景気は一気に冷え込んだ。』

・The economy was really good, and many people got rich, but after the end of the good economy, they lost a lot of money. 

・The economy was really good (in 1980's). People were richer then in Japan. But after that, they were not rich any more.

さらに簡単に、

・Japan was rich then. After that, Japan is not rich any more. 

 

have だけでもよい。

・Japan had a good economy. People had a lot of money. After that, Japan had a bad economy. Many people had no jobs and people don't have much money. People thought they would have no future. 

 

ごちゃごちゃ、書いてきた。

普通なら、バブル崩壊は、burst(ing) of the bubble economy 等訳されている。

じゃあ、それでいいじゃないか、と思われるかもしれない。

なぜ上記のように、色々な方面から考えて、様々な言い方を考えるか。

英語の表現力をつけるためである。

バブル崩壊、を英語で言いたいが、知らない場合、普通は辞書を引くなり、スマホで調べる。その結果、bursting of the bubble economy と出たとする。そして、その訳語をそのまま外国人に言うとする。まあ差し当たっては、それでよい。問題は、それからだ。バブル崩壊に関して、実際に日本では何が起きたか。バブル原因、日本経済のその後、庶民の生活の実態など、英語で語ろうと思う時、辞書やスマホに、どこまで頼れるだろうか。スマホで調べて、それでバブルについて、自分の思うところを、存分に英語で語れるだろうか。あえて訳語に頼らずに、自分で考えて表現する。その努力が、自分の力で英語を話すための、言わば底力となる。

 

バブル崩壊=burst of the bubble economy でもよい。

辞書の訳語は、そうだろう。

しかし辞書の訳語としての『バブル崩壊』と、個人の体験としての、実感としての『バブル崩壊』は、全く異なるだろう。

バブル崩壊とは、こう言う、といって辞書の定義をそのままを言う的な英語学習からは、その人個人の感情、生活、表情は全く見えない。

辞書で調べて言っただけで、本当にそのことを言ったことになるのだろうか。

 テクノロジーは、知りたいことを、その場で調べて即座に知ることを可能にしてくれる。英語で何と言うのか、調べたらすぐに該当する訳語(直訳)を教えてくれる。

しかし、その便利ではあるが、英語学習としては、極めて安直かつその場しのぎな行いが、いかに我々の考える能力、ひいては一人一人の多彩な表現力や個性を奪うことになるか、計り知れない。

 

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