サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

あっという間の15分

2020年11月01日 16時00分13秒 | 今日のサキさん
今日、2週間ぶりのサキさんの面会でした。

2週間ぶりのサキさんは、変わらずに、目を閉じたまま「ウッ、ウッ」と、息苦しそうにしていました。マスクが苦しいんでしょうか?


「サキさん、元気にしとる? ご飯、食べとる?」もちろん、答えは返ってきません。いつもの一方通行のやりとりが続きます。スタッフさんの話しでは、食事はしっかり食べられているとのことで、一安心。

本当は、近づいてサキさんに触れてはいけないのですが、こそっとスタッフさんの目を盗み、サキさんの肩をマッサージしてしまいました。カッチカチに凝ってました。本当なら時間をかけてマッサージしてあげたいところですが、そうもいきません。


お姉さんと一緒に声掛けしたり、お姉さんと世間話をしているうちに、あっという間に時間は過ぎてしまいました。気付いたら2時19分。4分オーバーです。スタッフさんから「もうぼつぼつ」と声をかけられ、あっという間の面会は終わってしまいました。

2週間後に再び面会の予約を入れ、施設を後にしました。

2週間待って、たったの15分。しかも触れ合えない。会話のできないサキさんとの意思疎通はスキンシップがメインだったのに・・、それが出来ない。始めは「会えるだけでいい」と思っていましたが、人間、だんだんと欲が出てきてしまいます。やっぱり、いっぱい触れ合いたいです。何とかならんかな。何ともならんのだろうな、やっぱり。

サキさんに会えただけで良しとします。

スタッフの皆さん、これからもよろしくお願い致します。

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