扇子と手拭い

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

大名道具の花魁に恋い焦がれた奉公人の清蔵!

2018-08-03 13:52:47 | 落語
 あたしの落語の師匠、桂小文治十八番創りの会が30日夜、東京新橋の内幸町ホールで開かれる。師匠の独演会である。かける演目は「幾代餅」と「浮世床」の二席。

この「幾代餅」は小文治師匠のおはこ(十八番)である。

 奉公人の清蔵は、吉原の花魁、幾代太夫の錦絵に一目ぼれ。一度でいいから会ってみたいと仕事も手につかないほどの恋患い。

 親方から「幾代太夫と言えば大名道具。お前の手が届くような人ではない」といったんは諭される。清蔵の思いは消えるどころかますます燃え上がる。そして太夫に会うためにわき目も降らず働き、せっせとカネを溜める。

 ここで結末を言うのは野暮だから、私の感想を話す。初めて寄席で師匠の噺を聴き終わっった時、思わず涙した。まさに名作中の名作である。

 落語は本当にいい。心が豊かになる。長く継承されるだけの意味がある。ぜひナマで聴いてほしい。

8月30日(木)  

小文治十八番創りの会 

内幸町ホール 

18時30開場 19時開演
            
出演 小文治「幾代餅」「浮世床」 
    ほかに、喜之輔 A太郎 こう治 

木戸銭 2000円 

 師匠は「一人でも多くの方に落語と親しんでいただこう」と料金は格安に設定。一般の独演会の半額だ。これで聴きにいかない手はない。

コメントを投稿