名古屋「正論」懇話会の第40回講演会が14日、名古屋市西区のホテルナゴヤキャッスルで開かれ、元警察庁長官の米田壯(つよし)氏が「21世紀の治安課題−日本は新たな脅威に対抗できるか?−」と題し講演した。
米田氏は、治安をめぐる大きな脅威として「サイバー攻撃が深刻化している」と指摘。ネットを通じて機密情報を盗む「サイバーエスピオナージ」やシステムを機能障害に陥れる「サイバーテロ」について、世界各地で起こったケースや各国の対応を紹介しながら説明した。
「日本は残念ながら『サイバー強国』ではない」とした上で、システムに侵入されることを前提とした対策を取るよう提言。システム内に扉、鍵、見張りなど多層的な防御でリスクを軽減させるよう促した。
また、来年の改元や20カ国・地域(G20)首脳会議、ラグビーワールドカップ、再来年の東京五輪・パラリンピックなど大きなイベント時にリスクが高まると警告。「政府も取り組みを本格化させている。サイバー攻撃に対する各組織トップの認識や決断が重要だ」と話した。
以上、産経新聞
日本はサイバーテロが発生したら機能不全になってしまいそうですね。
サイバーテロ対策にドーンとお金を使う必要があります。
小池都知事あたりがそういう発言をしてもらうと政府も対応しやすいと思います。