接骨院治療日記~奮闘記~

新規開業の接骨院の日々の日常や、患者様とのふれあい、治療家としての気づきなどをつづっていきたいと思います!

久しぶりに

2017-06-07 16:01:33 | 治療について
昨日、肩関節脱臼を整復しました

1年ぶりだったので、ちゃんと整復できてよかった

香山大樹

感謝

2017-06-03 03:51:24 | 日常の出来事
ご無沙汰しております。

日を超えてしまいましたが、6月2日は、鶴沢接骨院の10周年となります。

10周年となり、本来は順風満帆のご報告としたいところですが、相変わらずの牛歩の状態です。

しかし、ここまで続けてこれたのは、患者様、スタッフ、家族、業者の皆様、業界の先生方、友人あってこそです。

特に去年の年末からは、大きな変換時期になり、会社としても、心情としても複雑な時間でした。しかし、10周年を迎える今年こそは、余計なことに振り回されることなく、当社らしく成長していきたいと思います。

ブログもろくに更新せずのご挨拶になってしまいましたが、どうぞこれからも鶴沢接骨院をよろしくお願いします。

鶴沢接骨院 院長 香山大樹

祝9年目

2016-06-02 09:06:19 | 日常の出来事
ブログをご覧の皆様、大変ご無沙汰しております。

鶴沢接骨院は、本日6月2日で開業し9年目となります。
平成20年6月2日の日を今でも鮮明に覚えています。こうして振り返ってみると感慨深いものがあります。

毎年思うことは、こうして続けてこれたのは、ひとえに、皆様のおかげであり、感謝の気持ちでいっぱいです。
開業当初は、自分が学んできた知識や技術で、どこまで治せるか?という一方的な思いが強かった気がしますが、今は、患者様に選んでいただけること、スタッフと同じ目標にむかって進むこと、支えてくれる家族の存在、いつまでも尊敬できる先輩方、切磋琢磨させてくれる同業種の仲間、素の自分を受け入れてくれる友人、医療機器についてアドバイスを頂ける業者様など、鶴沢接骨院を構成する大きな要素をみつけることができます。

これからも、患者様にとって必要な存在として利用していただけるように努力していきたいと思います。

鶴沢接骨院 院長 香山大樹

P.S.開業当初は26歳でしたが、8年たった今は・・・時間経つの早いなぁ

正常圧水頭症(NPH)

2016-02-15 20:00:58 | お勉強
先週末、とても暖かく春を連想させましたが、一変、冬の厳しい寒さが戻ってくるようです。
皆さん体調不良にはお気をつけください。
さて、今回は正常圧水頭症についてのお勉強をしていきましょう。

以下、書籍より抜粋

歩行障害、精神活動の低下(認知症など)、尿失禁を三徴候とする成人の慢性水頭症で、髄液圧が正常範囲にあるものを正常圧水頭症(NPH)という。しかし、実際には、持続頭蓋内圧測定にて間欠的あるいは持続的に頭蓋内圧の更新(高圧性の変化)がみられることが多く、『正常圧水頭症』という臨床概念にはさらに厳密な定義が必要である。脳室拡大が慢性的に持続し、脳(特に前頭葉)の機能が次第に障害されるため、三徴に代表される多彩な神経症状が現れ、ゆっくり進行する。ただし、三徴候はNPHに特有なものではなく、慢性期の成人水頭症(長期依存型著名脳室拡大※LOVAなど)でもみられるのである。
画像所見:頭部CT、MRIで左右非対称性の脳室拡大、Sylvius裂の拡大がみられる。
検査所見:腰椎穿刺で髄液圧正常(180mmH2O以下)→正常圧水頭症と考察
治療法:シャント術
※アルツハイマー型認知症や加齢性脳萎縮などでは、NPHとは異なり高位円蓋部の脳溝が拡大するが、ときに鑑別が極めて困難である。

以下、個人的な考察
水頭症というと、小児疾患であると認識していましたが、高齢で罹患する疾患を最近知りました。
小児では、遺伝的な要素もありますが、主にトキソプラズマによる胎内感染ということが大切なファクターであり、身近なところでは聞かないですが、ネコの糞から感染するために、妊娠中は気をつける必要があると理解しておりました。
脳髄液は、脈絡叢から生成され静脈洞から吸収されることが単純な経路であり、簡単な話、流れを阻害している、静脈洞からの吸収率が低下、脈絡叢からの生成率の低下が原因となると考えられ、小児などでは、生成異常など過剰分泌、高齢者では吸収率低下がメインなのではないか?また交通阻害は双方で起こること考えると理解しやすいと思っています。あくまで、仮の話であり、実際の臨床では当然単純な話ではないとは思います。
今回の正常圧水頭症を学ぶことで、器質的な疾患(腫瘍、外傷)と機能的な疾患(過剰分泌、圧力低下)を整理しながら理解できたのではないかと思います。

鶴沢接骨院 香山大樹

閉塞性動脈硬化症(ASO)

2016-01-27 18:27:28 | お勉強
皆様、寒い日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?

風邪が流行っているようなので、体調にはご注意ください。うがい手洗いをしましょう!!

さて、本日は、『閉塞性動脈硬化症』について学びます。
この疾患をなぜチョイスしたのかというと、最近、足の痛みが改善しない患者様がいらっしゃり、以前、脊柱管狭窄症の診断を受けた既往があるのですが、どうも、腰部からの徴候だけではなく、下肢の問題があるのでは?と思えることがありました。しかし、歩行中の足のしびれや痛みの発現、中腰姿勢にて下肢症状改善(これを間欠性跛行という)により、頭の中に脊柱管狭窄症の既往が強く残ってしまいました。それにより、腰部からの下肢症状に加え、痛みによる足関節運動機能異常、過剰緊張などにより2次的に腓腹の筋障害が起こっていると考えていました。当然、この可能性もあるとは思いますが、リスクスクリーニングの観点から、間欠性跛行という症状を脊柱管狭窄症と決めつけてしまったことが問題です。
実は、昨日、大手接骨院の統括の方と治療の話をする機会があり、プライマリーケア、そしてリスクスクリーニングの話をしていただき、いかに自分の視野が狭いのかを諭していただことが理由です。
前置きが長くなりました。以下は書籍からの抜粋です。

閉塞性動脈硬化症(ASO)
特徴:50歳以上の男性で、高血圧、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)の既往があり、間欠性跛行、下肢動脈の拍動減弱がみられ、動脈造影で途絶、虫食い像が見られる。
初発症状として、間欠性跛行のみであるが、進行すると患肢の萎縮、皮膚温低下、安静時痛、潰瘍、壊疽、脈拍の減少、消失
※通常は段階的に症状が進行する、しかし、高齢者や脳梗塞既往、DM(糖尿病)既往の場合、潰瘍、壊疽を主訴として来院する場合もある。
治療方法:薬物療法・・・抗血小板薬、血管拡張薬
血行再建術・・・10cm未満であれば経皮的血管形成術(PTA)を行い、10cm以上であれば人工血管パイパス術、血栓膜摘除術を行う
または、自家静脈移植術、壊疽してしまう場合には患肢切断となる。

以下、個人の見解
閉塞性動脈硬化症、我々の適応する疾患ではないですが、来院されている患者様の中にいらっしゃってもおかしくない疾患です。
間欠性歩行=脊柱管狭窄症と考えていた自分は本当に未熟です。
ちなみに、動脈閉塞による疾患は他にもあります。例えば、頸部で起これば『一過性脳虚血発作(TIA)』心臓で起これば『狭心症』となります。また、調べたところによると、腸管膜動脈で起これば『腹部アンギーナ』となるようです。
臨床で、間欠性跛行があれば、腰部スクリーニングに加え、足背動脈や後脛骨動脈、膝窩動脈の触知を行うことを心がけたいと思います。
痛みが変わらない時は、何かがあるとどこかでいつも考えること、そして、リスクスクリーニングをしてリスクヘッジをすることとても大切です。

鶴沢接骨院 香山大樹

掌蹠膿疱症

2016-01-07 17:45:10 | お勉強
今日は、久しぶりにお勉強を

『掌蹠膿疱症』

主に、手指や足底に非感染性(無菌性)の膿疱を発症する。自己免疫疾患のひとつである。
約10%に骨・関節炎を併発し、特に前胸部(胸肋鎖骨間骨化症)を認めることが多い、他には椎骨、仙腸関節などにも発症する、これを掌蹠膿疱性骨関節炎という。滑膜炎、前胸壁の骨化、鎖骨の無菌性骨髄炎と合わせSAPHO症候群と言われる。(特に欧米に多い)
鑑別診断としてX-Pに加え、骨シンチが有効である。

原因:主に、病巣感染からの過剰免疫と考えれることから、口蓋扁桃炎、歯周病、副鼻腔などが起因となることがいわれている。また、金属アレルギー、特に、歯科で使用される金属が誘発に関与していると考えられている。さらに、当疾患の95%に喫煙者の傾向があることから喫煙の発症も重大なリスクとなる。

治療法:ステロイド剤は類縁疾患である乾癬と同様に有効である。活性化VD3も有効である。難治例では、レチノイド、シクロスポリンが用いられる。しかし、長期での使用が想定され、発癌性、腎毒性、催奇形性、高脂血症などの副作用の問題があります。原因病巣に対しては、口腔外科、耳鼻科での治療、また禁煙を指導する。また、ビオチン療法といい、ビタミンH(ビオチン)が有効であり、特に関節炎を併発する患者に有効である症例が報じられている、しかし、EBMがまだ確率されていない部分があることも事実である。

個人的考察
今回は、患者様が罹患したことで、はじめて知った病名です。
接骨院でみる臨床症例を、当院では『筋・骨・神経』の3分類を大まかにすることを指導していましたが、ここに『皮膚』という概念が必要だということを学ばせていただきました。当然、今回疾患に対しては、私たちが行えることは少なく、あくまでも鑑別としての知識となりますが、レントゲンなど画像診断ができない分、体表解剖による、疾患の徴候判別に必要な知識をもっと身に付けることが、今後不可欠であると思いました。

鶴沢接骨院 香山大樹

新年あけましておめでとうございます!

2016-01-06 17:36:48 | 日常の出来事
新年あけましておめでとうございます!!

本年もよろしくお願いします。

今年は、昨年のような迷走したブログにならないように、情報を整理して作成していけるように頑張ります。

このブログは、接骨院として、皆様のお役に立てるような健康に関する話題、接骨院の業界に関する話題、院内の出来事をアップしていきます!

母体となるエクシステンス株式会社として、別にブログを立ち上げますので、出来次第ご報告させていただきます!

このブログを見ていただいている皆様に幸多き年となるよう心よりお祈りさせていただきます。
重ねて本年もよろしくお願いします。

鶴沢接骨院 香山大樹

安らかに

2015-12-02 18:33:21 | 日常の出来事
当社のマスコット

ゴールデンハムスターの『きんた』

本日、今朝5時頃に天国へ旅立ちました。

平均的な寿命が3年と言われる中、3年半と大往生でした。

きんたの名前の由来は、キンクマゴールデンという種類から、なんとなく呼びやすさで命名させてもらいました。
キンクマの名称のように綺麗な毛並み

脱走を計4回もした、やんちゃな子でした。

皆様には、とても可愛がっていただき感謝しております。


きんたの人生は幸せだったかな?
それだけが、今、思うことです。

最後のひと時、死戦期呼吸になりながら最後に鳴いたのは苦しかったのかな?

ただ、この約3年間、とても心を癒していただきました。

本当にありがとう

感謝と敬意を込めて

安らかに

親愛なる、きんた様へ


2度目の気付き

2015-11-21 13:49:53 | 日常の出来事
寒暖差のある日が続いて体調を崩す方が増えております。
皆様風邪には充分にお気をつけください!!

さて、本日は、書籍を再読した際にに気づいたことについて

昨日、お世話になっている成果塾に参加する前に、予習を兼ねて、以前に読んだことがある『スタッフマネージメント』の本を再読したのですが
初回とくらべ、学びがある場所が異なることに気づきました。

以前は、人を育てるには、率先垂範として、まずやって見せることが大切であり、自らが行動することがプライオリティとして1番であると感じたのですが、今回再読して感じたことは、人が自立し、やる気になるには、相手が何を思い、どう感じるかが大切であり、そのための手段として率先垂範があるのだと感じました。
また、それを成果塾で再考させていただいたことで、自分が相手の立場だったらどう感じるか?また、どれだけ相手のことを知っているのか?知りたいと思ってるか?と考えることができました。
言葉としては、理解しているつもりでしたが、やはり一人称の自分目線からの考察では、結果として相手への思いやりにかけることがわかりました。
今現在も、二人称の視野思考で行動できているわけではないですが、目の前にある光景が、自分の鏡であることは理解できています。

読書の大切さ、学びの大切さを再度確認できた一日でした。

3度目の読書では何の学びがあるのか楽しみです。

エクシステンス株式会社 香山大樹

人の成長は、輝いて見える

2015-11-12 15:53:33 | 日常の出来事
本日は、10代の患者さんからオーストラリアのお土産をいただきました!!

実は、ちょっと前に進路の相談(?)をうけ、人生の進み方のお話をしたときに、内観するひとつの方法として『何のために』という書籍を貸したのですが、そのお礼も兼ねてわざわざ届けてくれました。

少しの間でしたが、雰囲気が大人びて受け答えもしっかりしており、逆に自分の変わらない現状を教えてもらった感じでした。

小学生から知っているので、感慨深いです。

写真は、お土産のひとつのカンガルー

可愛いのは大好きなので、センスの良さも成長したな(笑)と思った今日でした。

エクシステンス株式会社 香山大樹