はせがわクリニック奮闘記

糖質制限、湿潤療法で奮闘中です。
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俵万智・牧水の恋

2018年09月20日 | 読書


最近出版された俵万智の最新刊です。

俵万智といえば、『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日 でブレイクしたのが1987年でした。
この作品では俵万智が牧水の影響を受けたとしか思えないような彼女の歌がいくつか紹介されています。


「おまえとは結婚できないよ」と言われやっぱり食べている朝ごはん
議論せし二時間をキスでしめくくる卑怯者なり君も私も
気づくのは何故か女の役目にて 愛だけでは人生きてゆけない


また、サラダ記念日の以前にプチブレイクした歌は

「嫁さんになれよ」だなんてカンチューハイ二本で言ってしまっていいの

だそうです。


俵万智は40歳で長男を出産しシングルマザーになります。
子育てを両親に助けてもらいながら仙台に住みましたが、東北大震災で沖縄に逃れます。
石垣島の素晴らしい自然の中で息子は成長していきました。
しかし、小学校卒業が迫ってきた時に、息子のキャリアを考慮して本土?の一般的な中学校を目指して引っ越しを決断します。
行先はどこでもよかったのですが、俵万智は2006年に若山牧水賞を受賞していました。
牧水を研究するためには彼の故郷であり記念館もある宮崎を選ぶのがベストだと考えました。
息子と二人して彼女は2016年から宮崎市に住み始めました。

俵万智は以前から自分の息子の言動をツイッターにアップしていましたが、最近ブレイクしているようです。
一部を紹介します。

宿題を少しやっては「疲れた~」と投げ出す息子。
「遊んでるときは全然疲れないのにね」とイヤミを言ったら
「集中は疲れるけど、夢中は疲れないんだよ!」
と言い返されました。

「先生ってさあ」と息子。「よく前を見なさい!って言うよね」。
まあ、あんたがよそ見ばっかりしてるからじゃない?
「でもさあ、オレにとっては、見ているほうが前なんだよね」

母親の血を受け継いだような言語感覚ですよね。




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