どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

めっきらもっきらどおんどん

2018年11月15日 | 絵本(日本)


   めっきらもっきらどおんどん/長谷川 摂子・作 ふりや なな・絵/福音館書店/1989年(初出1985年)


 「めっきらもっきらどおんどん」ってなに?

 表紙も裏表紙も何やらこわそうな黒い絵。

 「もんもんびゃっこ」「しっかかもっかか」「おたからまんちん」は、お化け、妖怪?

 「しっかかもっかか」は、モモンガーのように枝から枝へ飛び移ります
 「おたからまんちん」は、お宝をもっていて
 「もんもんびゃっこ」は、縄跳びの名人、山を蹴飛ばし、月をひっかけ

 誰も遊ぶ友達がいなくて、お社までやってきたかんたでしたが、誰もいないので、大声でめちゃくちゃの歌を歌うと、ご神木の根元の穴から奇妙な声が聞こえてきました。
 かんたがのぞき込んだ途端、穴に吸い込まれてしまいます。ついた夜の山。そこにとんできたのが、へんてこりんな三人組。三人組はかんたに抱き着いて遊ぼうといいますが「いやだ!ばけものなんかとあそぶかい」といわれて、大泣き。
 そこからかんたは、おばけと遊びはじめます。

 かんたがむちゃくちゃに歌うのは

  ちんぷく まんぷく
  あっぺらこの きんぴらこ
  じょんがら ぴこたこ
  めっきらもっきら どおんどん

 餅のなる木もでてきておいしそうです。

 これまでお目にかかったことのないキャラクターの三人のおばけ。怖いようでじつは泣き虫です。

 リズムの楽しさが、こどもをひきつけるようで、これも声に出したら楽しそうです。


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