世界わがスケッチの旅 ベローナ市街 イタリア
べローナはべネト州第2の都市で県都で人口25万人の都市で、「ロミオとジュリエット」の舞台である。
位置はイタリアの北部、ミラノ~ヴェネツィアを結んだ線上、交通の要所として古代ローマ時代から栄えた。
13世紀末から14世紀にかけてスカラ家にあって全盛期となる。街の歴史ゆえに旧市街には古代ローマや中世の建造物が残る、2000年には世界遺産に登録された。
遺跡は、古代ローマの闘技場(アレーナ)は、夏にはここで音楽祭が開かれ、世界中から音楽ファンでにぎわう。
また良質なワインの産地として有名だ。
今日の一枚は、街の中心にそびえる塔の上からの市街である。とても美しい市街に圧倒された。時間がなくて、彩色はできなかったが、これはこれで味がある。加筆するのは、惜しい気がしてできなくてそのままになっている。
正確な地図のようには描いていない。構図上、いろいろと変えて描いているので、事実とは少し変わっている。図面ではないので、自由な絵として見ることになる。昔の風景になるようにしてあるので、ビルデングは無いように心がけていると。
描きたい心は、この通りを歩くロミオ - モンタギューの息子が見えるように。
そして、ジュリエット - キャピュレットの娘が、お買い物に走っているではありませんか。
といった感じです。
『ロミオとジュリエット』は悲劇です。『ハムレット』、『マクベス』、『オセロ』、『リア王』の悲劇とは、少し異なる。
これら4個の悲劇は、登場人物の性格が悲劇を引き起こすという特徴があり、ロミオとジュリエットでは、登場人物の性格よりも、周囲の状況や偶然などの「運命」が、両者や周囲を悲劇の中で進んでいく。