8月の月イチアクションは
女たちの戦争と平和資料館(wam)に行ってきました。
https://wam-peace.org/
なんだか堅苦しい名前ですが
とってもアットホームな空間で
親切なスタッフさんが色んなことを教えてくれました。
また、空いているのかと思いきや
結構多様性な人たちが来場されていました。
韓国から来た先生、早稲田のゼミで課題に出されという男3人組、
男子高校生と母親、女子中校生2人組…etc、
年間に1万人が来場されるそうです。
それでも、靖国の遊就館とかと比較すると桁が違うので
本来は国立とかの大きな博物館に展示すべきことだと言っていました。
印象に残っていることを書きますね。
●40代ぐらいの女性
「対話をするべき」という言葉が嫌い。
対話というなら韓国の人と交流している。
誰と、なんの目的で対話をするのかが問題。
例えば、櫻井よしこみたいな人と
対話したところで意味がない。
慰安婦とか、南京大虐殺とか
既に歴史的に検証されていること。
歴史修正主義者は被害者の本人から話を
聞いたことがないから。
だからこそここに展示しているように
証言を残すことが大切。
日本は被害の立場からは戦争を語ったり
教えたりはするが
加害の立場からは考えたことはない。
広島の原爆も被害の立場ではなく
加害の立場から紐解くことが大切
●男子大学生1
この夏、帰省したら親がネトウヨになっていた。
テレビばっかり観ていて
「文の奴が外国に日本の悪口を言っているから
日本の外交がうまくいかない」
とか韓国の悪口ばかり聞かされた。
初めて怒りで手が震えた。
「これはこういうことだよ」と説明すると、
「お前の情報は偏っている」と言われた。
↓
40代ぐらいの女性
よく「若者が問題」というが
実は年配の人のほうがネトウヨになりやすい。
若い人は色んな情報から取捨選択できるが
年配の人は一つの情報(テレビとか)しか観ないから。
あと、ここでもう一つ問題がある。
それは「生活」と繋がっていること。
コレで言えば、
韓国のことで言い争いになったら
美味しいご飯を作ってもらえなくなるかも知れない。
会社でも、そう。
そこの社長がネトウヨだったりしたり
逆らうことは難しい。
「生活」と直結している場所で
どのように伝えていくのか難しい。
③男子高校生2と母親
男子高校生
「どうして慰安婦ことを教科書に載せなく
なったのかな?」
母親
「イジメと同じよ。
イジメだって、いじめられた方は
いつまでも覚えているけれど
イジメた方は忘れちゃうでしょ」
④韓国から来た先生
韓国も悪い。
例えば、韓国のメディアは煽りすぎている。
政府も、日本と関係がないのに
日本の責任にしている
⑤参加したさおりさん、留さん
慰安婦というと韓国ばかり取り上げられるが
色んな国にいたことを知った
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ネトウヨさんたちは
「日本は謝罪しすぎる」って言っていますが、
今回、行ってみて
「政府レベルで建前では謝罪していたけれど
ほんとに加害の立場として向き合ったことが
あるのかな」と思いました。
色々と気づくことがあると思うので
一度行かれることをオススメします。
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来月は高麗博物館に行く予定です。
興味ある方はツイッターでメンションくださいね。