たどり着いたらいつも雨降り

2024-04-26 03:37:59 | フォーク&ニュー・ミュージック
山崎ハコ



疲れ果てていることは
誰にもかくせはしないだろう
ところがおいらは何のために
こんなに疲れてしまったのか
今日という日が そんなにも大きな
いちにちとは思わないが
それでもやっぱり 考えてしまう
ああ このけだるさは何だ

いつかはどこかへ 落ち着こうと
心の置き場をさがすだけ
たどり着いたら いつも雨降り
そんなことのくり返し
やっとこれでおいらの旅も
終わったのかと思ったら
いつものことではあるけれど
ああ ここもやっぱり どしゃ降りさ

心の中に傘をさして
裸足で歩いている自分がみえる
人の言葉が 右の耳から
左の耳へと 通りすぎる
それほど 頭の中は
からっぽになっちまってる
今日は何故か おだやかで
 知らん顔してる自分がみえる




この曲「たどりついたらいつも雨ふり」は、ザ・モップスの12枚目のシングルで、1972年7月5日に発売されています。





モップス  




元々は吉田拓郎さんがアマチュア時代に所属していたGSバンド「ダウンタウンズ」の曲で『第2回ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテスト』に出場した際に

演奏していた曲で、タイトルは「好きになったよ女の娘」でした。

1970年前後はロックよりもフォークの方が、言葉を音楽に乗せるという点で先行していたからでしょうか、フォークシンガーから楽曲提供を受けて、

言葉を大事にする部分を残してロックを作ってみる、という試みで出来た曲がこの曲。

そして、オリコン週間チャート最高26位ながらも、約14万枚を売り上げ、モップス最大のヒットとなります。

ちなみに、1973年の公開の日活映画「濡れた荒野を走れ」では挿入曲としても使用されています。



































































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