「自己肯定感が低い」ってなに?
いつしか「自己肯定感」ということばを聞くようになりました。
この単語を聞くたびに、とても違和感があるんですよね。
「自己肯定する」ことは「自己」にしかできないはずです。
「自分は自己肯定感が低い」
というのならまだしも、
「~さんが自己肯定感が低い」
という表現はしっくりきません。
その人が自己を肯定するかどうかなんて、
その時々で変わるだろうし、
ずっと肯定している人もずっと否定している人もいないでしょう。
いつだって、自分で決められることなんです。
それを
周囲がどうこう言うことが
大きなお世話
だと感じるからです。
自分で言うのも、それはそれでよくない
そして、「自分は自己肯定感が低い人間である」と言語化してしまうことも、
とてもよくないことのように思います。
ものすごく、よくないことです。
そう言葉にすることが自分にレッテルを貼ることになり、
ほんとうに自信を持てなくなってしまうことは、
とても怖いことだと思うからです。
ことばにすることで、本当にその方向に進んでしまうとしたら、
あまりにもつまらなすぎます。
人生を楽しむためには、現在だけでなく、
自分の過去や未来を好きになることも大切なことです。
「自分は自己肯定感が低い」ということは、
「自分の今までの人生はつまんなかったし、
これからもたぶんつまらないです」
と言っているに等しいことです。
それじゃあ、生きている甲斐がないじゃないか!!と思うんですよね。
結論;こんなことばはない方がいい。
というわけで、ほんとうはこんな言葉、
なくなってしまえばいいのになあ、と思っています。
というか、たぶん20年前にはこの単語そのものが
存在しなかったような気がするんですよね。
思いついたの、誰だよ!!
という感じです。
英語ではなんていうのかなと気になって、
検索してみたらself-esteemという単語が出てきて、驚き。
ストレートに、「自尊心」ですね。
自尊心が高すぎるのはもちろん問題だとは思うのですが(笑)
自尊心をもてない人生が幸福とは思えません。
少なくとも、自分が担当する生徒に対して「この子は自己肯定感が低い」
なんてレッテルを貼ることはないようにしたいものです。
いつも自信満々とはいきませんが、
教育も自尊心も、人生をよりよいものにするためのものですから、
同じ方向を向いているものです。
自分はできるんだと思うから、勉強も頑張れる。
勉強しているうちに、自分はできるんだと信じられるようになる。
「自己肯定感が低いって、
どういう意味?
意味が全然わからないです!!」
生徒がこう育ってくれることが理想ですね。
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