二代目モニカの日々・・・ときどき俳句

【日々のいろいろ、十七文字の世界】二代目モニカです✨日々の出来事やときどき俳句も🐰

響焔11月号~聰俳句鑑賞

2020年11月04日 | 俳句
大枯野から五体満足にて戻る

「嵐が丘」という小説がある。映画にも何度もなったイギリスの名作「世界の三大悲劇」とも「世界の十大小説」とも言われているそうだ。
 十代の頃から何度も読もうとした。だがいつも途中で挫折して読破したことがない。ならば映画で、と思って観始めるが、こちらも途中で寝てしまう。ヒロインのキャサリンに、どうにも感情移入できないのだ。ただ5年前に行ったイギリス旅行でヒースの丘は見た。それで私の嵐が丘は終止符を打つことにしたのだ。現場を見たのだからもういいや。
 荒寥とした初冬の枯野。生き物の気配はおろか、色彩までも奪われてしまった大枯野。そんな様子を表すのに「五体満足にて戻る」という以上にぴったりの言葉がないのではないか。そんな説得力のある言葉選びがうらやましい。



久しぶりのアップです

句会のご報告が三つ、残っています・・・

相変わらず目の調子が悪く

文字を打つと疲労で首まで凝ってきて

は~~~、歳だわ~

すみません。纏めて記事にいたします

もうしばらくお待ちを~

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2 コメント

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Unknown (まほろば)
2020-11-06 21:20:50
大枯野から五体満足にて戻る☆ 『大』と五体(満足)の照応が決まっています。ただの枯野からただ戻るでは何故いけないのか?ここには作者ののっぴきならぬ現在に至る情況と人生が浮かび上がって来ます。おそらく戦争か戦後の復興過程もしくはその相克が根底に見え隠れします。
Unknown (kyouen01)
2020-11-06 23:47:01
まほろばさん、こんばんは♪
色々な解釈があるでしょうね。五体満足で戻れた!と言いたいほどのたただただ広い荒涼とした枯野だった、のだと思いました。
この作者ならではの表現だな、と感じます。

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