今年も、ノーベル賞の授賞式の季節になりました。
ノーベル賞の授賞式のニュースが流れると、いよいよ年の瀬だな~と思います。
さて、今年の日本人の受賞者は、医学・生理学賞に輝いた本庶佑先生、ただお1人でした。
世の中の癌患者に、大きな希望を与えた【オプシーボ】の研究は素晴らしく、
また、紋付き袴姿で、授賞式や晩餐会に臨むなど、世界に強い印象を残されたと思います。
和服をお召しになったのは、「日本で研究してきたから」という理由だそうです。
和服で受賞式に臨むのは、1968年に文学賞を受賞された川端康成以来、50年振りらしく、
素晴らしい事だと思いました。
受賞式や晩餐会に臨まれる、紋付き袴姿の本庶先生のお姿は、本当に格好良くて、
日本人として、誇らしい気持ちになりました。
そして、本庶先生が、ノーベル博物館に寄贈した色紙も興味深いのです。
先生は、色紙に漢字で【有志竟成】(ゆうしきょうせい)と記されました。
「志がしっかりしていれば、いつかは実現できる」という座右の銘なのだそうです。
【オプジーボ】は、本庶先生の そうした信念の結晶とも言えるでしょう。
多くの若い方に味わって頂きたい言葉だと思います。