加地尚武の佐倉新町電気街

「福音の少年 Good News Boy」シリーズ(徳間書店 徳間デュアル文庫)著者による電脳生活と意見。

ツール・ド・東北 2018に参加してきた!

2018年09月17日 21時19分55秒 | 自転車と旅、メシ。

タイトルの通り、2018年9月15日~16日に開催されたツールド東北2018に参加してきた。

甲子園の高校野球風に言えば「二年ぶり五回目の出場」ということになる。出場できなかったのは2017年のみ。

つまり、第一回大会から参加している。ちなみに第一回大会は11月3日で、翌4日はくしくもぼくの誕生日だった。

泊めていただいたMさんご一家がケーキでお祝いしてくれた。Mさんご一家とは、それ以来のお付き合いになる。

9月15日、始発の特急に乗って石巻駅についたのは午後二時になっていた。

仙台からはもちろん仙石線に乗った。仙台から石巻へ行くには東北本線の東北ライン(快速)を使うのが一番早いのだけど、ぼくは津波によって寸断され、ようやく復興した仙石線で海を観ながら石巻に行きたいと思ったのだ。二年ぶりの仙石線沿線は、おおきく変わっていた。ほとんどが無人駅なのだが、駅前に児童公園があり、真新しい遊具が置かれ、新築の家が建ちならぶ。そんな駅がいくつも続く。

石巻駅舎の出口の隣に建つフランソワーズ(「サイボーグ009」)に挨拶をする。

何かにも書いたと思うのだが、フランソワーズは小学生のときの初恋の人だ。いやマジで。マンガを読むたびにドキドキしていたことを覚えている。

駅前の喫茶店でコーヒーを飲んでから、迎えに来てくれるというMさんを待つ。

愛車のウィリエールは宅配便でMさん宅に送ってあったので、組み立てる。なんだかわくわくする。

で、朝六時十五分南三陸フォンドスタート。調子が出ない中、しばらく走ると女川のサービスエイド恒例サンマのつみれ汁。

相変わらずおいしい。

雄勝サービスエイドのホタテ。

とにかくこんなに海の幸が豊かなサイクリングイベント、他にない。

ゆっくり食べていたらぼくの脚力ではタイムアウトになっちまう。

Mさん家で二日にわたり、ごちそうになった。この民泊で知り合った人々と楽しく呑んだ。

あー、終わってしまった。

Mさんや仲間と再会を誓い合って、家に帰ったとこ。

来年も行きますからね! みなさんよろしく。

 

・・・とまあ、とても思い出に残った大会だったんだけど、今年、ちょっと残念なことが二つあった。

一つは一部の人々の走行マナーのこと。

これは走れるひと、いわゆる早い人に多い。後ろから車が来ているのにもかかわらず、そしてぼくたちが「クルマー」と声をかけているにも関わらず、大きく右側に膨らんで無理な追い越しをかけ、自動車の通行の邪魔になっている。

警察を通して厳しい注意があったらしく、ぼくらの組のスタート直前に「今後の大会の存続に関わるのでやめてください」という注意までされていた。

はっきり言っておくが、「ツール」と名が付いているけど「ツールドおきなわ」じゃないし、まして「グランツール」じゃない。

ぼくらの走るコースは石巻や女川や気仙沼のひとびとの生活道なのだ。

この大会は「競う旅」じゃない。「鎮魂の旅」だとぼくは思っている。地元の人の迷惑になるようなことは、本当にやめて欲しい。

それともう一つ、これはしょうが無いことかもしれないけど、輪行で来る人に言いたい。

三連休の初日なのだ。自由席は鈴なりで、デッキにも人があふれているのだ。ちょっと他に方法はないか、考えてほしい。

びっくりしたのは、いまだに前輪だけを外すタイプの輪行袋を使っている人がいる。ルール違反になっているのを知らないのだろうか。

とくにこのイベントは西濃運輸のイベント便と提携している。石巻専修大で受け取れて、そこで組んで、大会が済めばそこから発送できる。自身の交通費だけで済む輪行に比べれば高いかもしれないが、10キロの荷物を抱えながら人目を気にして満員電車に乗るよりはマシだと思う。

自転車乗りとして速い人は尊敬するけれども、今年はなんだか上の二つが気になった。

エラソーなこといって、すまん。



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