楽園の泉

自転車とかカメラとかのブログ、たまにねこ。

Un homme et une femme

2018-10-11 | カメラ

招待状を頂いたので、『昔姫三人展・瓢蟲社同人昔姫三人展』をKQ仲木戸駅前にあるかなっくホールに見に行ってきました。

 

見に行って良かったです。個人的な感想は「そのまま『ナショナル・ジオグラフィック』誌に載っていてもおかしくない」って感じでした。表現が適切か分かりませんが「男勝りの写真」というか。

 

「女性の撮った写真はセンスがある」という言葉を耳にする機会があります。今回見てきた写真展が「女性的なセンスに溢れている」か、自分なりの答えは上に書いた通り、男でも女でも「センスのいい写真が撮れる人は、性別に関係ない」と考えていますが、同じく写真を撮っているウチの母親曰く「女の人は着るものに気を遣うから、色彩感覚が男の人とはやっぱり違うのよね」だそうです。確かにそれはあるかも。ただ「女性の撮った写真はセンスがある」って聞く相手が殆ど男性なので、いわゆる「男目線」の中でずっと過ごしてきた中に「女目線」の作品に触れる機会ができて、その目新しさが「センスがある」って言葉になっているんじゃないかと思います。

 

個人的には、シャッターを切る瞬間に「男」も「女」も無いし、表現として曖昧だけど「ハイエンドな写真」も同様だと思ってます。女性好みの写真を女性が撮っているとは限らないし、その逆もそう。写真展を見に行って、被写体に対して「こういう切り取り方するかぁ」と感心する相手が女性とは限らないこともあります。

 

自分でも写真を趣味とするようになって、地元の写真クラブの写真展を見に行く機会が激増しましたが、今回見てきた写真展はその中でも迫力が全然違って、つい「『写真』というより『ドキュメンタリー』ですよね」って感想を洩らしたら「『暗室のころ』から写真やってるからね」と言われました。その辺の「写真やってる人」とは年季が全く違う人達なのでした。

 

自分が撮っている写真がそういう高みに少しでも近づけるようになりたい、とちょっと大それたことを考えてみたりしたのでした。



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