愛国的フィギュアスケート

羽生結弦とロシア女子を中心に

19 WC 女子 SP 滑走順

2019年03月19日 | 国際大会
概要 :http://www.isuresults.com/results/season1819/wc2019/
女子SP:http://www.isuresults.com/results/season1819/wc2019/data0203.htm
予定 :http://cloud.isu.org/index.php/s/Jik1CK2ZiO0YOLU
フジテレビTV中継:03/20(水)18:30~21:00(地上波フジテレビ) 第五組~

Live配信:https://www.fujitv.co.jp/sports/skate/world/index.html (チャット欄 開放、日本以外の地域制限あり)
14:35?~  ウォームアップエリア        https://youtu.be/_qfcW4C1Qzc [720p] (固定カメラ)
14:54?~  女子ショート Kiss&Cry      https://youtu.be/4lgphZmDI8s [720p] (固定カメラ)
15:05頃~ 女子ショート (第1~第4グループ)  https://youtu.be/_DvOvj0gn2Y [1080p]



一言:見づらい! 組分けや整氷も不明。


18 GPS日(NHK杯):http://www.isuresults.com/results/season1819/gpjpn2018/

 なぜ日本だけ、このような特殊なフォーマット/デザインで作成するのでしょうかね?
例えば、SPで「紀平梨花」は、第何組の何番滑走か、一見してすぐ言えますか?

女子SP Time Schedule (pdf): http://www.isuresults.com/results/season1819/wc2019/time0203.pdf

こちらのISUの表記に準拠するべきですよね。

[追記] 早速、修正されましたね!


【見どころ】 

 女子シングル競技、最大の見どころは、開催国選手の紀平梨花(16)が優勝するかどうか、ですね。

[日本]

紀平梨花 (16歳 8ヶ月)  来季[2019-20]は、4回転Jumpのプログラムへの導入と、体型変化[17歳以降]との戦いが待っています。Sr.デビューがNHK杯、WCが自国開催(5年ぶり)、露女子の間断期という強運の持ち主。

坂本花織 (18歳11ヶ月)  坂本花織選手は、今大会、宇野昌磨の立ち位置ですね。😒

宮原知子 (20歳11ヶ月)  開催国選手の彼女が、SPで [<] 回転不足 を採られるかどうか、この大会のJudgeの採点傾向を測る上で目安となるでしょう。


[ロシア] “エテリ三人衆”のSr.移行に伴い、既存の露Sr.勢は、最後の世界選手権になる可能性があります。MedvedevaとZagitovaの最期の勇姿を目に焼き付けろ、みたいな。

Evgenia Medvedeva (19)  クリーンに滑って、代表落ちした Elizaveta Tuktamysheva (22) や彼女を支持する層に正当性を主張できるか。また、自身を支持したロシア連盟の期待に答えられるか。
              いくつかの写真や動画を見ると、今大会に合わせて、体を相当、絞ってきたようです。

Alina Zagitova   (16)  昨季、楽に優勝できる状況で世界選手権の優勝を逃した。最後の1ピースを手に入れられるか。

Sofia Samodurova (16)  万が一、MedvedevaとZagitovaが大失敗した場合、枠維持の順位を支えるのは彼女になります。出来るだけ順位を上げておきたい。

 ロシア勢は、シーズン最後の世界選手権で、過去、「16 WC」以外は3選手が安定しておらず、“エテリ三人衆”の為にも3枠維持は至上命題です。
  WC
2015 上海   .Tuktamysheva .Radionova   13.Pogorilaya    http://www.isuresults.com/results/wc2015/CAT002RS.HTM
2016 Boston  .Medvedeva   .Pogorilaya   6.Radionova    http://www.isuresults.com/results/season1516/wc2016/CAT002RS.HTM
2017 Helsinki .Medvedeva    8.Sotskova   13.Pogorilaya    http://www.isuresults.com/results/season1617/wc2017/CAT002RS.HTM
2018 ミラノ  5.Zagitova    8.Sotskova   19.Konstantinova  http://www.isuresults.com/results/season1718/wc2018/CAT002RS.HTM
2019 さいたま ?.Zagitova    ?.Medvedeva   ?.Samodurova


[韓国] 2枠に戻せるか。[10位以内で2枠獲得]
Eunsoo Lim (16歳0ヶ月)  たった一人での挑戦。昨季は2人で「15.Hanul Kim、WD.Dabin Choi」でした。

来季Sr.へ移行する、Yelim Kim (16)、Young You (14) らの為にも、1枠増やしておきたい。


[米国] 3枠に戻せるか。2人で13P以内。(4位+9位、5位+8位、6位+7位など)
Bradie Tennell (21)  
Mariah Bell  (22)   

 昨季は、6.Bradie Tennell、10.長洲未来、12.Mariah Bell でした。
通常のシーズンであれば、ロシア勢が盤石[2人+1人]で、開催国 日本[3人]、韓国[1人]、KAZ[1人]と、8人は上位に来る可能性あり。
誰かがミスをして脱落するか、自力で割って入らない限り、3枠には増やせないでしょう。


[カナダ] 2枠[28P以下]は確保したい。3枠維持[13P以下]は不可能だと思われます。
Gabrielle Daleman (21)  今季メンタルヘルスの問題を抱え、競技力が大きく低下。日本で自信を取り戻せるか。
Alaine Chartrand (22)
Aurora Cotop   (16)

 昨季は、1.Kaetlyn Osmond、7.Gabrielle Daleman、25.Larkyn Austman (FP進出ならず 18P換算) という成績でした。


[KAZ] 2枠に増やせるか。昨季は1つ順位が足りませんでした。[わずか - 0.67 差]
Elizabet Tursynbaeva (19)  今季エテリ組に移籍して、ポテンシャルを発揮。FPで「4S」実行にも注目です。

19/03/09 ISU World Standings for Single  http://www.isuresults.com/ws/ws/wsladies.htm

第六組              Point WS 
29.Gabrielle DALEMAN   CAN 2724 15位
30.Eunsoo LIM       韓国 2311 20位
31.Mariah BELL        米国 2938 14位
32.Elizabet TURSYNBAEVA KAZ 3208 12位
33.Laurine LECAVELIER   FRA 2360 19位
34.Sofia SAMODUROVA   RUS 2495 17位

第七組[最終組]
35.坂本花織        日本 3711 4位
36.Bradie TENNELL    米国 3269 10位
37.宮原知子        日本 3633 6位
38.Evgenia MEDVEDEVA RUS 4174 2位
39.紀平梨花        日本 3309 9位 オランダの大会1位で [3059] +250P。つまり、これがなければ、TURSYNBAEVAと入れ替わっていたでしょうね。
40.Alina ZAGITOVA    RUS 4876 1位


 滑走順抽選では、紀平梨花が最終滑走のAlina Zagitovaの前となったので、これは面白い試合展開となりそうです。
紀平選手がSPで課題の「3A」を決めてクリーンに滑った場合、Alina Zagitovaの胆力が試されることになります。
逆に紀平選手がSPを失敗した場合、Zagitova は心に余裕ができ、クリーンに滑れる可能性が高まります。
もちろん、前の Medvedeva がクリーンに滑れば、会場は盛り上がるでしょうから、紀平選手も試されることにはなります。

 紀平梨花の優勝確率
SP成功の場合  7~8割 [3/4]
SP失敗の場合   6割

 実感としては、こんな感じでしょうかね。
成功した場合は、期待が高まり、FPで失敗しても相対的に高い点数が貰えるでしょう。
失敗した場合は、優勝へのドアが開き、他の選手にもチャンスが生まれます。最低でも最終組には入っておきたいところです。


(敬称略。随時 追記/修正)