テーマ:懐かしのフォークソング(675)
カテゴリ:フォーク
みなみ らんぼう(本名:南 寛康(みなみ ひろやす)、1944年12月13日 - )は、日本のシンガーソングライター。「らんぼう」という芸名はフランスの詩人アルチュール・ランボーにあやかったものである。 「ウイスキーの小瓶(みなみらんぼう)」 https://ja.wikipedia.org/wiki/みなみらんぼう 懐かしのフォーク&ポップス・スペシャル・コレクション(フィリップス編) 若者の普遍的な想いを見事に代弁したヒット曲たち。 音楽のジャンルを表現するいろいろな言葉がある。アイドルボップス、演歌、ニューミュージックその他。それらしき実態、現象が生まれると、マスコミはそれを括るために便宜上、言葉が必要になる。誰かが発想し、これはいいとなると、その「言葉」はにわかに権威をもつて君臨してしまう。感覚的に作られたものだから、概念は後回し。例えば「演歌とは何か」という問いに答えるのは、まことに難しいのである。では、1960年代の「フォーク」は、どうだったのだろうか。無論、日本で生まれた言葉ではない。こういう音楽をアメリカでは「フォーク」と呼ぶのだと教えられた。最初は、その言葉の本来の意味から「民謡のことか・・・」といつた戸惑いもあった。やがてPPM、ボブ・ディランなどの音楽をそう呼ぶのだということが判った。日本でも、それらのコピー・バンドが関西の学生あたりを中心に誕生したと聞かされて間もなく、折からの反体制運動(安保闘争・学園紛争)と結び付いて、昭和40年代初頭、ブームとまで呼ばれるフォーク時代が到来したのである。「新宿西ロフォーク・ゲリラ」など記憶に強く残っている。日本の大衆音楽には、明治末から大正にかけての壮士演歌の時代、歌にメッセージがあった。それが40数年ぶりで蘇ったのである。自分で詩を書き、曲を付け、歌うというシンガー=ソング・ライターは、このフォーク時代に初めて生まれたのではなく、伝統の復活だったといえないこともない。演説やシュプレヒコールよりも、歌は直接訴える力を持っているという証明であろう。ただ、日本のフォークは、はじめから二つの道に分かれていた。政治・社会に粛寸するプロテストを強く表現していた関西系と、メッセージは持っていたものの、内面から社会・人間を見つめたものとの二つである。これが、次第にいろいろな形に分化していつた。GSを経てロックヘ向かったもの、ポップスヘ移行したもの、そして有名な四畳半フォークという私小説世界へ沈殿していつたものなど。どの道であれ、フォークという音楽運動は、昭和40年代末からのニューミュージックヘの道に繋がつていることは確かである。このアルバムは、その後者が生み出した作品が中心になっている。強烈なプロテストではなく、もつと普遍的な想いを訴えているだけに、30年後の今日まで長い生命を維持しているのではないか。(伊奈一男) 若者たち(ザ・ブロードサイドフォー) 星に祈りを(ザ・ブロードサイドフォー) バラが咲いた(マイク真木) こきりこ(マイク真木) 別れのサンバ(長谷川きよし) 黒の舟唄(長谷川きよし) ウイスキーの小瓶(みなみらんぼう) どうにかなるさ(かまやつひろし) フランシーヌの場合(新谷のり子) マリエ(ブレッド&バター) 気楽にいこうよ(マイク真木) 風に歌おう(マイク真木) この手のひらに愛を(ザ・サベージ) いつまでもいつまでも(ザ・サベージ) 卒業(長谷川きよし) さよなら(長谷川きよし) 旅立つ彼(佐々木勉) あなたのすべてを(佐々木勉) PHILIPS(ポリグラム) FNCL-30256 購入年月日:1993年9月16日(CDクラブ) J-POPランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.12.13 15:40:36
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