ベトナム・ハノイに行ってきました

2018-10-19 15:46:18 | 旅行 ・ 装飾吊り看板

 

  こんにちは

  2年半ほど前にベトナム南部のホーチミンにご一緒した友人たちと、今度は首都ハノイに出かけ、10月17日に帰ってきました。

  ハノイの気温は日中は大体30度前後で、33度の日もあるほど。北部にあっても、やはり南国。

 

  ベトナムの正式な国名はベトナム社会主義共和国。

南シナ海に面して縦に細長く出っ張った弧を描いている国土です。

そして今回出かけたハノイは北のほうに、前回のホーチミンは南にあります。

  ホーチミンとハノイは、同じベトナムでも南北の経済的格差は大きくて、ホーチミンのほうが豊かな大都会でした。文化も進んでいます。

  特に目立って違ったのは、オートバイの運転マナー。

 

  ハノイもホーチミンも路面電車や地下鉄はありませんし、車はまだ普及していませんので市民の足

  は専らオートバイです。路線バスはありますけど、時間が正確ではなく。

  なのでオートバイの二人乗り三人乗りは当たり前で、中には大人二人子供二人の四人乗りも。

  ところがハノイのほうはルール無視をするライダーが多く、よほど注意深く歩かないと、慣れて

  いない外国人には危険でした。

  オートバイと車のラッシュの中、パトカーや救急車がサイレンを鳴らしながら前に進めない光景も。

 

  ↓下の街は、ハノイの旧市街地です。特に旧市街地は道幅が狭いので、要注意でした。

  スピードは普通なのですけど、路上駐車によって人が歩けるスペースが少なく、オートバイは人

  の横をすれすれに走ってきますし、信号無視して走ってくるライダーも少なくありません。           

          

 

  ハノイやハノイ周辺はちょっとした建設ラッシュでした。工事中をよく見かけます。

  ハノイの人口は約760万人、ベトナムの人口は約9600万人いるそうですので、外国の企業

  にとっては成長途上にある魅力的な市場。人件費がまだ安いので工場を建てる外国の資本が

  入ってきているそうで、これから発展してゆく勢いを感じる、エネルギッシュな都市でした。

  バスの車窓から日本のイオンのビルが見えました。

  

  その一方で、昔ながらのベトナムの名残も十分に残っていて、観光客としては、オートバイは

  スリリングでしたけど、とにかく賑やかでいろんな刺激のある面白い街だと思いました。

  ↓天秤棒を担ぐ人もまだ多く。ベトナムの女性は働き者です。   

          

 

  ↓下は、世界遺産のタンロン城です。

  11世紀から19世紀にかけて、歴代皇帝がこのお城に居住していました。

  ベトナム戦争などがあったにもかかわらず、爆撃を受けずに残ったのですね。

          

  タンロン城は、ホーチミン廟や国会議事堂、霞が関のように官公庁が集まっている広々とした

  ホーチミン廟周辺区域の一角にあります。

  この区域にハノイの歴史的な観光スポットも集まっていて、歩いて見て回れる距離でした。

 

  ↓10月10日はハノイ市の旗日だったそうで、「首都解放の日」でした。

  この日は14日でしたので祝賀の直後です。タンロン城前の広場に祝賀のパネルが並んでいました。

  いろんな行事があったそうで、もう4日早ければと、ちょっと残念。

                    

  ↑1954年10月10日、ベトナムを長く植民地にしてきたフランスがついに北緯17度より北を

  ホーチミン政権に渡し、首都ハノイから完全に撤退。100年に渡るハノイの占領が終わりました。

  パネルの写真は、ベトナム人民軍がハノイに入場している場面です。

          

  と同時に、この日からベトナムは北ベトナムと南ベトナムに分断されることになったのでした。

  17度線を境に北ベトナムは共産主義国、南ベトナムは資本主義国。

  その後ご存知のようにあのベトナム戦争が起こり、韓国軍に攻め込まれ大虐殺が行われたり、国民

  の苦難の時代が続き、1976年にようやく終結。南北ベトナムが統一され、平和が戻りました。

 

  ↓下は、そのタンロン城から歩いて行けるホーチミン廟(びょう)です。

  ホーチミンは亡くなった今もなお、国民の精神的な支柱であり続けているようでした。            

          

          

  ↓広場で15分ほど待って、ホーチミン廟の衛兵の交代式を見ました。

          

 

  ↓下は、ホーチミン廟の向かい側にある国会議事堂。

  ホーチミンのほうが大都会ですけど、ハノイは首都ですので国の重要な機関や政府施設があり、

  見所がたくさんありました。

          

 

  ↓下は、やはり歩いて行ける周辺区域内にある「文廟(ぶんびょう)」です。ベトナム最古のハノイ

  大学の跡地。孔子廟とも呼ばれます。

  孔子を祀っており、日本の太宰府のように学問の神様として合格祈願などのお参りが多いそうです。

  綺麗な民族衣装のアオザイを着た若い女性たちが集合していました。 

          

 

  ↓しばらくすると彼女たちは旧ハノイ大学の前に整列し記念撮影が始まりました。ベトナムの若い力。

          

  

  ハロン湾クルーズやティエンクン鍾乳洞など、いろんな所に行きましたけど、面白かったのは

  ハノイから15kmほど離れた陶器の里、バチャン村を見学したことです。

  たくさんの陶器のお店が並んでいて、器に絵付けしている作業や完成した陶器などを見て回り。

  ↓下のお店は、たくさんの陶器店の一つです。

          

 

  ↓再び旧市街地です。お土産を買ったり食事に来たり、旧市街地には何度か来ました。

          

     

  ↓旧市街地の「an nam」という小さなパーラーで、「チュー」という珍しいベトナムのぜんざい

  を頂きました。

           

  ↑丸いグリーンっぽいものはハスの実です。黒いのは甘く煮た小豆で作った寒天のようでした。

  冷たくて甘く美味しいスイーツで、何よりも驚いたのは、ほんとうにぜんざいの味がするのです。

  日本のぜんざいほど濃い甘さではないのですが。

 

  時間があれば、もう一度このお店に来たかったのですけど、残念ながら。

  この「チュー」は日本にももうあるかもしれません。探してみようかと思います。

 

  また機会を見つけてハノイのお話をしたいと思っています。 

  以上、駆け足でしたけどハノイ旅行のレポートでした。         

   

                                                                

               

 

 

 

 

 

 


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