手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

L156を使ったアンプ その15

2019年02月24日 00時48分59秒 | 真空管アンプ

 今回、初めてシングルアンプと、真面目に付き合った。
かれこれ30年ほど前に、初めて本格的に作ったスピーカーシステムのウーファーがGaussの5831という難物だったので、とても球のシングルアンプの出番などなかった。
 当時、Gaussのユニットを使ってシステム販売されていたのは、「赤坂工芸」さんだった。ウーファー用のBoxを作る際に、社長の石渡氏に電話してアドバイスを受けた。
成り行きで幸運にも「赤坂工芸」で使っている業者さんを紹介してもらい、Box用の米松合板をカットしたものを購入した。その頃は長崎県の地方都市で仕事をしていたので、音響用(正確にはピアノ用)の米松合板など扱う業者など皆無だった。
 昔ばなしになってしまったが、その「赤坂工芸」さんのリファレンスのアンプがEL156ppだったことを思い出したのだった。

本題に戻って、今日も夕方を待って、2台のモノラル・アンプで音出しをした。
やっぱり「いい音だ」。SPから4mほどの距離で聴いているが、ノラ・ジョーンズが眼の前 2m のところに居る感じだ。

比較的小さなスタジオの録音現場で聴いている感じだ。試しに、サブ・ウーファーをONにしてみた。これで更にバランスが良くなった。
 再生がむづかしい大瀧 詠一の「A LONG VACATION」から「君は天然色」をかけてみた。彼の声が、バックの演奏に埋もれることなく聴けたのは初めてだ。
 「雨のウェンズデイ」も最高だ。

試しに モーツアルト作曲の弦楽四重奏も聴いてみた。
なかなかいい感じだ。眼の前で演奏している雰囲気は十分に感じられた。
が、15インチウーファーを使っていた頃に聴いたビオラが床に接していると感じられるほどのリアルさは感じることはできなかった。

でも、それを超える音の場の再現は、このアンプが上のように思えた。

さて、このアンプをどうしたものか、迷っている。常用のアンプとしては、もう少し出力が欲しい。現在のプレート電圧が400Vなのでもう少し上げて電流も多く流すと20Wほどは出そうだ。

なので、これは、比較用としてそのままにして、やはり本命のPPアンプを作るべきだろうか?
数年前なら、即、そうしただろう。2mm厚のシャーシは、数年前に調達しているのだが、ちょっとシャーシ加工がおっくうだ。

 しばらく時間を置くことにしよう。

 


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