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著書「仕事と日常を磨く人間力マネジメント」の読書ナビ

知だらけ098:人間力の循環文

2018-09-20 | 新・知だらけの学習塾
知だらけ098:人間力の循環文
――第10講義:人間力
大好きな循環文があります。北海道函館市スズキ薬局のトイレの張り紙です。医薬経済社HP「記者舞台裏・本町三行通信」(2002年1月15日号)に掲載されていたものです。拙著『仕事と日常を磨く「人間力」マネジメント』執筆の際に参考にさせていただきました。以下は私のオリジナルです。

人間力のある人には意欲がある
意欲のある人には夢がある
夢のある人には目標がある
目標のある人には努力がある
努力のある人には失敗がある
失敗のある人には反省がある
反省のある人には経験がある
経験のある人には智恵がある
智恵のある人には人間力がある

「人間力」を短い言葉で、定義づけることは不可能です。ただし私は、ぼんやりと前掲のようなイメージを抱いています。本当はこの中に、「専門知識」という単語を入れようと考えました。しかし一流大学を卒業したAさんの顔が、浮かんできてしまうのです。Aさんは私の上司でした。自己顕示欲が強く、常に上から目線で部下に接しました。私には全く、人間的な魅力を感じられない人でした。

確かに一企業人として、専門知識は極めて重要なものです。その点では、十分に尊敬できました。しかし「人間力」というくくりの中には、収めたくないタイプの人だったのです。

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