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エイエイオー

2018-10-23 | 知育タンスの引き出し
エイエイオー
エイエイオーの「オー」ってどんな漢字なのでしょうか? 考えてもみませんでした。

『項羽と劉邦(上)』(司馬遼太郎・新潮文庫・P210)のなかに、こんな文章がありました。

楚人がおおぜい集まって気勢をあげるときは、いっせいに、一動作で、ひるがえるように右肩をぬぎます。まことに威勢がいいものです。たとえば群集に向かって、「否(いな)か応(おう)か」というと、群集は「応」と、どよめき、いっせいに右肩方をぬぐのです。

普段何気なく用いていた「オー」という掛け声。「エイエイオー」の「オー」の正体をはじめて知りました。

拒絶するのか、応じるのか。一致団結して戦うの意味が「応」だったのです。
日本語は味わい深い。
山本藤光2017.11.30

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