岐阜の音楽館(石井式リスニングルーム)

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YAMAHA 5000シリーズの試聴会セミナー

2018年11月11日 | オーディオ

今日は「オーディオ」

サウンド・ハンター(岐阜市)で
「ヤマハの5000シリーズ試聴会セミナー」があった。

 

YAMAHAミュージックジャパンの井上氏、江嶋氏、他1人による解説。

2時間30分くらいの長いセミナーで、商品説明と半分以上アナログの話で大変興味があった。

 

メイン商品は新製品の5000シリーズ。

レコード・プレーヤー「GT-5000」 600,000円(税抜き)  発売2019年春?

プリ・アンプ「C-5000」  900,000円(税抜き) 発売2018年12月

パワー・アンプ「M-5000」  900,000円(税抜き) 発売2018年12月

2年前に発売したスピーカー「NS-5000」 1,500,000円(税抜き)である。

 

 ※まだ、カタログが出来ていない。ネットにもない。

 

 セット全体写真。

 

 レコード・プレーヤー「GT-5000」

 発売が来年の春のようで、まだ改良があるそうだ。

 

 プリ・アンプ「C-5000」

 写真より実物はなかなかカッコイイ感じ。

 

 パワー・アンプ「M-5000」

 

スピーカー NS-5000

カバーが外してある。

 

 メーカーの写真。

昔のNS-1000Mのデザイン。

1000Mなんて定価が108,000円だったと思う。(1本)

 今は10倍以上の値段。

 

CDプレーヤーは、以前からある「CD-S3000」

今回に試聴会のメインではない。

 

 メーカーのきれいな写真。

プリ・アンプ C-5000  製品保証5年

 

いかにもYAMAHAというデザイン。

リモコンが付いていたんだ?

セミナーでは使っていなかった。 

 

 

 ラグ端子で回路と直接接続してとにかく低インピーダンス化を図っている。

 

電源トランスの間に上下二層で

上段左チャンネル用
下段右チャンネル用

の電源整流回路で最短距離にして低インピーダンス化を徹底している。

 

 プリ・アンプの背面。

 

 プリ・アンプの回路。

フォノ・アンプ(MM,MC)も同じ基盤にしてある。

少しでも配線を少なくしたかったようだ。

 

 

 さっきの基盤を左右2枚背中合わせに重ねて配置している。

これを「ブック・マッチ・コンストラクション」という。
本を開いたときのように合わせるということ。

 

アンバランスではなく「バランス接続」を採用している。

 

 シャーシー構造と各パーツの固定方法を検討した。

ネジは磁気のない「真鍮ネジ」をこだわって採用している。

 

 プリ用の電源トランス

 

 キャビナットを支える特性レッグ(インシュレーター)

 

 

 ピンポイン支持とプロテクトを両立した構造。

特許申請中?

真ん中の小さい部品がカタカタとフリーに鳴っている。

 

 ツマミなどの加工仕上げにごだわっている。

 

 

メーカーの写真。

パワー・アンプ M-5000  製品保証5年

 

8Ω 100W+100W

重量 26.9kg(パワー・アンプとしては軽い?)

バランス接続

 試聴時にはメーターは止められていた。

理由が音に影響するようだ。

なら、メーターなんか飾りだから無にして少しでも安くした方が良いのでは?

 

パワー・アンプ上部。

中 央に電源部を左右にパワーアンプブロックを配置している。

 

パワー・アンプの背面

 

無垢の真ちゅう削り出し大型スピーカー端子。

 

シャーシー構造と各パーツの固定方法を検討している。

 

 パワー・アンプの部品

電源トランス

コンデンサー

レッグ

 

 

 電源トランスには「カバー」などはしない

音は変わらいからだ。

最後の接続線まで一体になっていて、なるべくハンダ付などを排除している。

 

 ブロック・ケミコン(コンデンサー)写真。

 

 

 メーカーのきれいな写真。 

アナログ・プレーヤー GT-5000  製品保証は3年間。

ダストカバーは別売りの予定。

厚さ12cmの木質系キャビネット(4層積層)

ベルト・ドライブ方式

ターテーブル(5.2kg)+インナーターテーブル(2kg)の2重構造

 

1982頃のGT-2000にそっくりだが、2か所くらいしか同じところがない設計。

1982年とはCDが出たころなのでアナログの最後だったのか。

 

個人的にはアナログ・レコードに埃よけのカバーが無いのは考えられない?

音によくないのなら聴くときに外せばよい。

メーカーが最近定価を少しでも安くみえるようにしているように思える。

 

 接続がバランス接続

これで、プリ、パワー、プレーヤー全てがバランス接続となる。

 

バランス接続の利点はノイズの少なさだそうだ

 

 カートリッジは

フェーズメーションのMCカートリッジ「PP-2000」

価格が大体 380,000円と大変高い!

 

シェル・ヘッドの指かけを外している。
振動を無くすため。

 そこまでこだわると使いかってが悪く、針を乗せる時に危ない。

 

 アームの「重り」にまだ変更があるそうだ。

 

ストレート・トーン・アーム

S字アームより長さが短い。振動にメリットがある。

ストレートでは、オーバーハングが中央がゼロでだんだんマイナスになっていくそうだ。

オフセット角も普通は5度ぐらいでがストレートは10度ぐらいだそうだ。

 

アームの長さで疑問がある。

ショート・アームよりロング・アームの方が断然音が良いと言われているが、ストレート・アームが短いから振動が少なく音に良いとの違いが理解できない?針の溝との角度であろうか?

 

アームの基盤はラックスマンと同じなのでいろいろアームを交換することはできるとのこと

 

セミナーでは、インフォース・キャンセラーやオーバーハングやカッティング時などの話があり、おもしろかった。

 

音質的には、

スピーカーのNS-5000の音がメインで、なかなかアンプやアナログのそれぞれの音まで分らいのが正直のところである。

私はNS-5000の繊細なクリヤーパワフルな音色が好きだ。

ソナースファーベル(AMATI)を買う前は、NS-5000を検討していたぐらい気に入っていた。

少しスピーカーとして小柄なのでパスしてしまった。

今回自分の持って行ったレコードでは、さすがにAMATIのようにはならない(部屋も違う)が近い音色ではある。

値段が2倍以上違うので仕方ない。

だから、結論 良い音である。

さずが、楽器メーカーYAMAHAだ!

 

アンプは自宅に持ち込まないと音の違いが私は分らない。

装置がすべてハイエンドなので、どれが影響してこの音を出しているか?が判断できない。

展示会では話が長くても1時間なので2時間半は余談もあり大変楽しかった。

 

では、また。

 

 

 



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