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オーディオ業界にもコロナの影響が!

2020年06月03日 | オーディオ
今日は「オーディオ」

 まさかのニュースが入ってきたのでショックだった。
それは、アナログ・プレーヤー用のトーンアームを製造している会社
「市川宝石(JELCO)」新型コロナ感染拡大のためJELCO事業部とオーディオ事業部を休業するという内容だった。
会社は存続するとのこと。

JELCOというとLUXMANのアナログ・プレーヤー用トーンアームに使用しているものだ。

こちらが、ラックスマンのプレーヤーに使われているものと同じ
JELCO仕様の
9インチ 
スタティックバランス・ショートアーム TS-350S MKII

ラックスマンには、ブラック仕様ではなく全部シルバー仕様で供給されている。
ラックスマンの話によると「単価が高騰していてなかなか製造するのが難しくなってきている」とは聞いていた。

ラックスマンのプレーヤーには、アーム付きのタイプに使用されている。
PD-171やPD-151

もう、ラックスマンのアナログプレーヤー(アーム付き)にはこのJELCOトーンアームが付いた製品を見る事はなくなることになる。
LUXMANアナログプレーヤーの生産を継続けることは、なかなか会社的には大変だろうが頑張って続けてほしいと私は願う。

JELCOには、最近新製品で発売になったばかりのトーンアームがある。

品番 TK-850S MKII
9インチ 
スタティックバランス・ナイフエッジ ショートアーム

ナイフエッジで製造してあるアーム。
私もこれをラックスマンの標準アームから買い替えることを考えていたところではあった。
トーンアームは、プレーヤー本体に取り付けるネジ穴ピッチが同じでないと取り付け出来ないので私はJELCOのアームでないと困ると思っていた。

こちらもJELCOの新製品で
品番 TK-950S MKII
9インチ 
ダイナミック/スタティックバランス兼用・ナイフエッジ ショートアーム

これは、ダイナミックバランスも出来るタイプで少し値段も高くなる。
アーム高さも高いので、これをラックスマンのプレーヤーに使うとアクリル・カバーが閉められなくなるだろうと考えていた。


感想
 「市川宝石」という会社は、場所が「東京都豊島区上池袋」にあるようで新型コロナが特にまだまだ東京は大変とは感じている。
設立は1920年で1958年にLPレコードが出来て以来ずっと製品を提供し続けてこられた会社だ。
今回の件は、特にアームなどの金属加工をしている方が高齢で製造が難しくなってきてしまったことらしい。
普通でもアナログ・ブームとはいえ 、なかなかアナログ部品を造る技術が引き継がれていないのが現状である。
なのでアナログ関係の製品が高額になってきた原因にもなっているような気がする。
製造ロット数が少ないと当然単価は高くなる。
アナログ・プレーヤーを製造していくことが難しくなってきてしますかもしれ
ないとも思ってしまう。
プレーヤー以外だと、最近「レコード盤洗浄機」や「レコード盤バキューム機」などが製造を中止している。

オーディオ関係は下火にはなってきてはいたし、海外製品はハイエンド・オーディオが多い中これだけ世界が止まってしまっていると少し心配はしていた。

音質に関しては、やはりアナログ・レコードは音質が良いと思っている。
カートリッジや針によって音質を自分好みに変えることもできる。
当然、レコードの欠点もいくつかはある。
趣味性としては、CDやハイレゾよりレコードの方があるだろう。

毎日明るい話が少ないし、外に外出してもコロナ対策に対応しなくてはいけないことが多くなり疲れる。マスクも息苦しくなってきた。
今回の新型コロナが、じわじわと続いているためいろんな業種に影響してくることが増えていかなけれ良いのだが。
早く、コロナが収束してほしいが、まだまだ続くのだろう?
まだ、気を抜いてはいませんよ!

では、また。

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