世界標準技術開発F2F会議

小電力無線IEEE802規格開発会議,奇数月,米欧亜大洋州都市開催

治山×治水×利水事業と再生可能エネルギーの統合運用,1897/3->2010/7

2018-10-14 19:49:16 | 連絡
1.治山×治水×利水事業例
2003/M/D,治山治水事業例、鉱毒事件日誌、1897年(明治30年)3月からの3年間だけで、287日もの多くの日数を、役所へお願いしにいったり、鉱毒反対の集会をひらいたり、足尾銅山にじっさいに行って、ようすを見て確かめたりすることなどに使っています。 1900年(明治33年)2月23日、渡良瀬川沿岸の岸の近くの鉱毒の被害をうけた農民1万2千人は、東京をめざして大行進を始めました。これまでの何回もの請願にもかかわらず、政府や銅山会社のうけこたえがあまりにも冷たかったからです。行進は、途中で警察官との大きな争いになり、鉱毒運動のリーダーたちの多くが逮捕されました。この事件は、事件の起きた地名をとって『川俣事件』と呼ばれています。
http://kyouiku.ashi-s.ed.jp/senjin/c_murota.html,
(+)2012/06/05「渡良瀬橋」と私、https://www.youtube.com/watch?v=tcAL_I_DJUM
2003/M/D、利水事業例、三栗谷用水幹線改良事業、1933年(昭和8年)三栗谷用水の幹線改良事業計画(水が通ってくるところをよくする計画)を立て、政府にねばり強く願い続けました。その結果、初めは積極的ではなかった政府も、1935年(昭和10年)に国の仕事とみとめ、次の年から工事が始まりました。この工事は、第二次世界大戦をはさんで5回に分けられ、1968年(昭和43年)にできあがりました。三栗谷用水は、渡良瀬川の水を直接とるだけでなく、地下水も使うことで水不足をなくし、鉱毒がはいっていない水を流すことに成功しました。また鉱毒をふくむ土砂を中川町にあった沈砂地で取りのぞいたことは、日本中から高い評価を受けたといわれています。
http://kyouiku.ashi-s.ed.jp/senjin/i_okamura.html
Y/M/D,渡良瀬川の概要、http://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kasen/jiten/nihon_kawa/0313_watarase/0313_watarase_00.html
Y/M/D,太田頭首工は、渡良瀬川に設けられていた待堰、矢場堰、三栗谷堰の三堰を1ヶ所にまとめ、6,640ha(当時)の水田用水を抜本的に合理化し、永久的に安定した用水が確保出来るように築造されたものである。http://www.machiyaba.jp/sisetu/tosyuko.html
2011/3/26,農村の水13  渡良瀬川から取水する邑楽頭首工, https://blog.goo.ne.jp/arimay/e/bfbb9f18192f0fdd4eb4d823301c7352
Y/M/D,2.昭和の大事業-国営渡良瀬川沿岸農業水利事業【事業に至る経緯】,渡良瀬川右岸に展開する広大な農地に安定した水が行き渡るようになり、ようやく田中正造や農民らの時代から続いた悲願は達成され、苦悩の歴史は幕を閉じました。http://www.maff.go.jp/kanto/nouson/sekkei/kokuei/watarase/keii/02.html
Y/M/D,利根川の水源の概況、http://www.ktr.mlit.go.jp/tonedamu/teikyo/realtime/E015010.html
Y/M/D,草木ダムで、3月4日から8日までの期間、断続的に非常用洪水吐(クレストゲート)からの放流があった。草木ダム直下に群馬県渡良瀬発電事務所が管理している東発電所があるが、発電所がこの期間に点検・整備を行った。そのため、通常は発電所のために放流していた水が流れなくなる事態が生じるので、別の手段で放流する必要があるが、この機会に、クレストゲートが正常に放流できることを確認するため、クレストゲートからの放流を行ったということのようだ。発電所の点検を利用して、クレストゲートの試験, http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranB/Konogoro.cgi?id=383
2010/M/D,広域水田地帯の洪水防止機能の評価と 将来の流域水管理への利活用(Ⅱ),水利科学 No.316 2010, 利根川上流域における水資源施設(多目的ダムまたは農業用ダム堤高15m 以 上等)、主要取水施設、実際に発 生した渇水や大氾濫を例に,水田の持つ機能評価法の妥当性について検討し, 超過洪水時の流域管理方法についての提案を行った。https://www.jstage.jst.go.jp/article/suirikagaku/54/5/54_66/_pdf
(+)2017/6/5、水田は常に水を張った状態であるため、連作障害が起こりません、https://www.oricon.co.jp/article/212664/
2017/10/19、世界灌漑施設遺産http://www.inakajin.or.jp/jigyou/tabid/372/Default.aspx
2018/1/D,耕 作 放 棄 地 解 消 事 例、http://www.city.ashikaga.tochigi.jp/uploaded/attachment/44983.pdf
2018/7/1,農地情報バンク
http://www.city.ashikaga.tochigi.jp/page/agricultural-land-information-ashikaga.html
2010/7/D,ダムの機能と役割、
中野:海外のダムでは全部溜めて放流するとか、日本は規模が小さいので、ちょっと溜めてすぐに流してしまう。そういう運用をしているのですか?
竹村: そう、わずかな時間差を付けて洪水が起きないようにする。川に流れる水量の時間差調整をしている。わずかな時間差を作ることで洪水を防いでいて、下流の安全性を守っている。これは難しい操作です。世界中のダムは一個のダムが大きくてたくさん溜められる。しかし、日本のダムの容量はとても小さい。だからこそ、日本のダムの洪水調節の効果は目に見えにくくて解りにくいのです。雨が降っている時、ある時間帯に川の水が溢れるのを防ぎ、そのピークの時間を稼いでいるのです。
竹村: 日本は雨がいっぱい降るので水が豊富なようにみえます。しかし、いちばん大きな利根川だって、水源地にダムがなければ、雨がざぁーと降ったら、その水は二泊三日で銚子の海へ流れ出てしまいます。もっと小さな河川だったら一泊二日、鶴見川だったら日帰りで海まで流れてしまう。つまり日本の川は、どんなに大きい川でもせいぜい二泊三日くらいで雨は海へ流れ去ってしまうんです。だから、それらを溜めておいて一年365日分、大事に使わなければいけない宿命なのです。この便利な文明社会にとって水を溜める装置は生命線として大事なものになっています。今の私たちの文明、暮らしの質を前提とすれば、この水を溜める装置は不可欠です。安全で快適で便利な水を使って、都会の人たちは日々生活をしていますが、実は人里離れた山の上でひっそりと水を溜めているダムという装置があるからだ、ということを知ってもらいたい。その装置の大切さを、きちんとわかってもらうというのは、本当に重要だと思います。
竹村: これからは、新規ダムを造る状況にないけど、気候変動が激しくなって50年、100年先には相当数のダムが必要になる可能性があります。でも、新しくダムを造るのではなく、今有るダムを嵩上げしていけば良いと思います。谷底の10mというのはほとんど水を溜める価値はないけれど、ダムの上部の10mはものすごい空間があります。既存ダムの高さを10m上げるだけで、1個のダムを造るくらいの価値があります。それにダム嵩揚げ工事は割と簡単です。20世紀に僕は三つダムを造ったけれど、それは21世紀、あるいは22世紀の後輩達が嵩上げするための基礎を作ったようなものだと考えています。どうぞ後輩達が必要ならば、5m、10m嵩上げをしてくださいと。
竹村: 日本人にとって水を溜めるという作業は重要だと思います。日本の唯一の天然資源と言えるのは「水」です。この水を溜める事は、『太陽エネルギーを溜めている』のと同じことなのです。太陽熱で蒸発した水が雨になって降ってくるのですから。それを使って水力発電すれば、太陽からエネルギーをもらっていることです。それに飲み水を溜めているし、農業などの食糧生産にも直結しています。
雨も、ただ平べったい平地に降っていれば単位面積あたりのエネルギーは薄いのですが、日本国土の70%の山が水を集める集水装置になっているのです。日本国土そのものが、薄いエネルギーの雨を集める装置なのです。雨水は風力なんかに比べるとものすごく凝縮された、濃いエネルギーと言えます。実は、太陽エネルギーの中でいちばん濃いエネルギーの姿が水です。だから、その濃い水のエネルギーを使って発電できるというのは、日本はすごく恵まれた国だと思います。
竹村: 電気につながる話では、明治時代にグラハムベルが日本で注目されるスピーチをしています。彼は、電話機の発明で知られているのですが、実はナショナルジオグラフィック誌のオーナーでした。本は今もあって、世界中のきれいな自然写真が載っている雑誌です。ジオグラフィックというのは地理、地形という意味ですが、彼は全米地形地質学会の会長でした。その彼が「日本はすばらしい国」「エネルギーの宝庫」だとスピーチしています。こんなに恵まれているエネルギーを使ったら、もしかしたら日本は世界の中でもすごい国になるのではないか、と言っています。それは、水力エネルギーのことです。地理的にアジアモンスーン地帯で、雨が降るし、それを集める山岳がある。日本の国土全体がエネルギーを集める装置だ。だから、日本は恵まれている国だと。グラハムベルの主張は、今でも正しいと思っています。
中野: ベルは、日本の地形的をみてエネルギーが豊富だと見抜いたわけですね。川に流れる水はエネルギーだと…。
竹村: 勢いよく水が流れている川は、エネルギーが流れているのと同じなのです。これから仮にダムを造れなくても、水車を流れのなかに入れて小水力発電を行う。ダムをかさ上げして容量を増加させ大規模な水力発電をやることもできます。もちろん今使っている総電力量には足りない。とくに原子力は巨大電力消費の人口百万人の政令都市に送る集中型の電力源。中小水力発電のようなものは、地方の分散型のエネルギー源として利用可能。集中型の巨大エネルギー供給システムと分散型の中小エネルギー供給システムのバランスのとれた国土をつくるべきだと思っています。日本の資源を有効に使うには、水力は絶対に大事です。薄く広く降ってくる雨、すぐに海に流れてしまう雨をどう集めて、どう活かしていくかが鍵。
http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranB/TPage.cgi?id=479
(-)Y/M/D,明治21年(1888)7月1日、三居沢にあった宮城紡績会社が、紡績機用の水車を利用して東北地方で始めて電気の明かりを点した。日本最初の水力発電の発祥であった。以来、三居沢発電所は、仙台市電気部、東北配電株式会社などを経て、昭和26年東北電力株式会社に継承され現在もなお最大出力1000キロワットで運転を続けている。http://www.suiryoku.com/gallery/miyagi/sankyo/sankyo.html
(+)2018/8/9,既存ダムの(1)運用変更と(2)嵩上げだけで、343億kWの電力量が増やせると試算している。これに(3)現在は発電に利用されていないダムを開発(技術的には何ら問題がなく、再生可能エネルギーの固定買取制度のおかげで、経済的にも好条件となっている)して、少なく見積もって1000kWを加えると合計で1350kWの電力量が増やせる計算になる。これに既存のものを合わせると、約2200kWとなり、日本全体の電力需要の約20%を賄うことができる。 これだけの純国産電力を安定的に得られる意味はとても大きい。仮に家庭用電力料金では、1000億kWの増加で、1kW当たりを20円とすると、年間で2兆円になる。100年で200兆円の電力が新たに生まれることになるというわけだ。https://www.msn.com/ja-jp/news/money/日本が見直すべき「水力発電」の底力/ar-BBLFOmH?ocid=spartandhp#page=2


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