快聴亭夢想録

オーディオやゲーム・アニメ等、インドアライフを擬人化した機器と語ります。 皆々様、笑って許して下さい。(^^;

STAX SRM-700T/S

2019年10月17日 | オーディオ&ビジュアルのアレ
戯休「今日はSTAXのドライバーユニット『SRM-700T』『SRM-700S』のお話をしましょう。」
姫「外見や型番からしますと、ハイエンド側の機種ですわね?」
戯休「そうそう。 価格的には長らく旗艦を務めていたSRM-007tA・SRM-727A以上で、現旗艦SRM-T8000以下になる感じ。」
公爵「はっはっはっは・・・。 その2つの間は価格のみの話であれば、相当離れていたよねぇ。」
戯休「片や10万円台半ば、片や約60万円。 今度のこれはまさに間の約30万円。」
姫「前者の倍で、後者の半分。 収まるべきところに収まった感がありますわ。」
戯休「正直、俺自身もその辺が出るべきと思っていたしね。 SRM-T8000が価格未定だった時にはその位になると思っていたよ。」
公爵「とはいえ、今SRM-T8000を所有している人からすれば、心穏やかでいられることだろうねぇ。」
戯休「だと思うよ。 最高のドライバーユニットを求めて頑張ってSRM-T8000を購入したとして、今それ以上の物が出たなら悲しいでしょ。」
姫「普通は半値ともなれば、比較した場合に劣る点が見受けられるのは当然とも言えますわ。 であれば、今回比較した場合も同様と思われますわ。」
戯休「だから気が気じゃないという事はない。 そして、SRM-T8000には手が出せないけれども007・727以上の物が欲しい人には待ってましたのポジショニング。」
公爵「そう考えると、上手い出し方とも言える気がするねぇ。」
戯休「そこまで計画的なのか、それとも偶々なのかは分からないけどね。」
姫「普通に考えれば、出来得る限りのベストを尽くしたのがSRM-T8000で、それを基にベターを追求したのが今回なのかもしれませんわね。」
戯休「もし本気で怒るとするなら、そんなSRM-T8000を全てにおいて今回の2機種が上回った場合なんだけど・・・流石にそれは無いと思いましょうや。」
公爵「はっはっはっは・・・。 それで今更だけれども、2機種あるのは前と同様の内容なのかい?」
戯休「うん。 Tが真空管方式で、Sが半導体方式。」
姫「改めてそうした展開をしていただけるのは本当に有り難いですわね。」
戯休「うん。 こればかりは優劣ってのはそれぞれの趣味嗜好・感性に左右されるからね。」
公爵「どちらが有利とメーカー側が決めて提供するのも結構だけれども、敢えてそこの判断を購入側にさせるというのは大事であり、助かるとも。」
戯休「俺なんかも007と727、どっちが欲しいかと言われると、相当悩むしね。」
姫「どちらが良いとか、自分の好みの尺度でも判断できませんの?」
戯休「どちらも良いんだわ、これが・・・。 曲によって変わるというのもあるし、逆に同じ曲でもその日の気分や体調でどちらが良いとかって感じにもなるかもしれない。」
公爵「ブレリーマン丸出しだねぇ。 ただ、気持ちは分からなくもないよ、うん。」
戯休「むしろ、だ。 700TないしSを買うお金で007・727を両方買うという選択肢もあると見た!・・・・・というのはささやかなジョークだ。」
姫「割合大真面目に言いませんでした?」
戯休「そんなことはない。 その理論を発展させると、SRM-T8000を買うお金で700T・Sをダブル購入というところに辿り着く。 そいつぁデンジャラス。」
公爵「・・・それも案外悪くはない気がしてるよ、うん。」
戯休「まぁ世のスタックスマニアの方々からすれば、複数のドライバユニットやイヤースピーカーを所持するのは当たり前というレベルの人もいるわけで。 少なからずそういう人もいるかもしれないけども。」
姫「それはまた茨の道ですわね・・・。」
戯休「スタックスに限ればまだいいけど、それに限らずヘッドフォン全体を愛でる人の中には壁一面にヘッドフォンが飾ってあったりする人もいるそうな。」
公爵「もう量販店のヘッドフォン売り場の如くだねぇ。」
戯休「ただ、そういう人はまだ使うから良いと思うよ。 使わずに箱に入れて積み上げるよりはさ・・・。」
姫「それが眺める用途であればそれも結構ですけど、聴いて使ってこそ価値のある商品ですわ。」
戯休「幸い、スピーカーみたくいくつも同じ部屋に置けば弊害が出るもんじゃなし。 それはそれで羨ましいさ。」
公爵「はっはっは・・・・。 とはいえ、いささか極端な例だろうさ、うん。」
戯休「興味のある人は是非遠出してでも聴き比べてみるべきかと。 前の時点でそれだけの差があるのだし、今回も同様と思うが吉ですよ。」
姫「で、聴いた結果、更に迷って決められなくなるとかいうことになりませんの?」
戯休「大丈夫でしょ。 俺じゃないんだから。」
公爵「自分で言っちゃうかねぇ・・・。」


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4 コメント

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Unknown (take)
2019-10-17 22:27:32
STAXの最大の問題は、ヘッドホン関連で色々とそろえてくると上流からの送り出し数や電源口数が足りなくなることなんですよねえ……そして段々面倒くさくなり、使う回数自体が減っていくという。
一時期本気でディストリビューター導入を考えましたが、結局問題がすべて解決するわけでもないので見送りました。私はSTAX関連は大して持っていないのでまだましですが、各種そろえている人は一体どんなシステムになってるんでしょうね?
Unknown (戯休)
2019-10-18 15:42:21
take様、コメント有難うございます!
やはりそういった悩みは尽きないのですね・・・。
使う回数が減ったとしても、スペース的に邪魔というでもなければついつい手元に残してしまう・・・それも人情ですよね。
私もそろそろK701を手放したいのですけど、ずるずる今も使っています。
何かしら変えたら一気に暴走しそうで怖いので、今もただ様子見してます・・・。
Unknown (久々のUおやG)
2019-10-21 19:53:54
大変ご無沙汰してました。まぁ年が年なので、気が付けば全方位から集中攻撃、退路確保失敗、なんて今日この頃です。
さて、やっと出ましたね。何気に今回、リアパネルにRCAとXLRの入力切り替えが付いてるのが便利そうです。
我が家のT8000もDSDAC Jr.、BDT900改(クロックとオペアンプ交換)、更にスマホやWM1Aの入力と、フルに使ってます。どうせXLRもマッチングトランスを介してRCAで入れてるので。
あとT8000は軽いプリメインアンプ並みに場所をとるので、実は新型のサイズが羨ましかったりします。
Unknown (戯休)
2019-10-22 16:17:38
UおやG様、コメント有難うございます!
まだ世に憚っております戯休です。

成程、切り替えスイッチの位置までは失念しておりました。
そこはとても重要ですよね。 面目ありません。

サイズについてですが、個人的には結構悩みどころに思ってます。
横がハーフサイズは良いのですが、奥行きはフルサイズ。
コンパクトにラックを選ぼうとすると、他のとの兼ね合いが色々と厳しいんですよね・・・。
実のところ、まだその奥行きを幅にした横型のほうが良い気もしてしまうのです。
同じ幅の各種プレーヤーとかがあればいいのですけど、中々無かったりします。

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