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① ""地下鉄の上が液状化か、札幌の陥没道路が仮復旧 ""
読売新聞 2018/09/18 10:14
6日の北海道地震で、約4キロにわたり陥没などが起きた札幌市東区の東15丁目屯田通が17日、仮復旧工事を終えて11日ぶりに通行を再開した。同市内では、同通りを含めて市営地下鉄上の道路3か所で被害が確認されたが、いずれも掘り下げた後に砂を埋め戻す開削工事で造られていた。専門家は液状化現象が起きた可能性を指摘している。
札幌市建設局によると、陥没などの被害が発生したのは、東豊線環状通東駅付近から栄町駅付近までの同通りのほか、北区の南北線北34条駅北側の西4丁目通(約270メートル)、白石区の東西線南郷18丁目駅西側の南郷通(約130メートル)の3か所。東豊線では最大で約2メートル落ち込み、地割れが複数箇所で見つかった。
陥没した道路の直下を走る地下鉄は、開削工法で1978~88年に完成した。穴を掘った後に地下鉄を通すトンネルを設置し、地上付近まで最深約13メートルの砂で埋め戻した。
最も被害が大きかった東豊線上の通りで市が実施した応急復旧工事では、波を打った舗装部分を撤去して砂利で埋め戻し、再び舗装を施した。市は陥没などの原因究明を進める一方、雪が解ける来年春に本復旧工事を始める方針だ。
東豊線上の道路を視察した亀山修一・北海道科学大教授(道路工学)は「液状化現象が起きた可能性が高い。周辺は泥炭地で地下水位が高く、水が供給されやすい。埋め戻した砂に水が充満し、上の道路が地震に揺られて陥没したのではないか」と話している。
② 札幌市地下鉄路線図
※ ""地震による地下鉄運休にかかる定期券の払戻しについて""
平成30年9月6日に発生した地震により同日地下鉄が終日運休したことに伴い、有効期間に平成30年9月6日が含まれた地下鉄の定期券については、定期料金の地下鉄1日相当分を払戻しいたします。
★★ 払戻しの対象となる定期券
有効期間に平成30年9月6日が含まれ、かつ、経路に地下鉄が含まれる定期券
有効期間に9月6日が含まれない場合でも、継続マークがついている定期券などは払戻しの対象となる場合があります。
磁気式の地下鉄全線定期券は払戻しの対象となりません。
市電(路面電車)は払戻しの対象となりません。
(札幌市交通事業電車乗車規程(PDF:126KB)第12条)
地下鉄と市電の乗継定期券については、定期料金のうち地下鉄配分額について払戻しいたします。
経路にバスを含む定期券については、現在各バス会社と取扱いを協議中ですので、決定次第ホームページ等でお知らせいたします。
お持ちの定期券が払戻し対象になるかどうか、また、払戻金額などにつきましては、各定期券発売所または札幌市交通案内センター(電話011-232-2277)までお問い合わせください。
★★ 取扱窓口及び申出方法
☆ 取扱窓口
各定期券発売所(大通、北24条、真駒内、宮の沢、琴似、白石、新さっぽろ、環状通東、福住)
☆ 申出方法
払戻しの対象となる定期券を窓口にご提示ください。
払戻実施終了日
平成31年9月6日まで