DKのザル碁への独り言

段原浩司です。
県代表を目指すザル碁打ちです。
私の独り言を、我慢して聞いていただければ嬉しいです。

第12局(マスターの碁をLZが評価すると)

2018-08-14 06:58:31 | AIの考え方について

2016年末に、中国・韓国のトップ棋士に60連勝した、アルファ碁の進化バージョン「マスター」、

この碁をLZ(LeelaZero)はどう評価するのか疑問が出てきたので、早速してみました。

※初めてこのブログを見る方は7月26日の記事をご覧ください

参考図1

この碁が注目されたのは、この25の切りを打ったからです。LZの評価は黒の勝率は50%

を越えており、切りが入ったらサバキ形という判断です。

参考図2

しかしこの図のように、(総譜にもあるように)2線を這うことが確定することもあり、

こんな打ち方をしていいのか、の声があがった局面でもあります。

LZに計る前は、AI的には黒が打ちやすいかも、と説明するつもりでした。AIの判断基準として、

石が生きるまでの手数があると書きましたが、その基準でいくと、生きる手を考えないと

いけない白石は上辺の1子・左下の3子・右辺の壁の石と3カ所に対して、黒は左下の1間

トビの2子だけで、白は差し引き2カ所分、2手は生きるための手を黒より余分に考えないと

いけないので、黒が有利だと判断しました。その考えでいくと、25の切りは、右上の黒の

生きが確定する・生きなければいけない白石を作ることが出来る、ということでAIとしては

当然の手になるのでしょう。マスターもLZもこの切りがいい手と判断しているのですから。

一段落した段階で、右上の黒が1子を取った時点でもう勝率はなんと70%にもなっています。

AIレベルでは、ここで勝負は決まった、ということになります。

参考図3

白は、26の這いが悪手だったようです。参考図3のようにケイマが形のようです。

参考図4

2のノビを先に打つと、7・9と捨てにいくということです。なるほど。


総譜で、この後黒がどのようにして勝ったか見てみてください。白は、下辺に打ち込まなければ

ならず、結局白4カ所の石が生きるだけの手を打たされるようになって、負けが確定します。

AI恐るべし。

 


 

 


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