のんびり日記

下手の横好きの釣り。割と本気のFX。たまにエレキギター修行中。その他もろもろ。のんびりと。

鹿島新港(鹿島沖)  根魚五目  その6  2018年9月1日(土)  悲喜交々

2018年09月09日 17時55分55秒 | 釣行記
8月初頭以来の、久し振りの沖釣りは、私のホームグラウンドとも言える、
鹿島港から乗船。

本当のところ、当日は鹿島旧港の某宿「ショウサイフグ」を予約していたのですが、
宿の都合で直前にキャンセルする羽目に!
ちょっと慌てて、同じ鹿島でも新港(北側)の船宿
鬼澤丸の「根魚五目」にエントリーし直したのでした。

ショウサイフグは鹿島や外房で釣況も良さそうだったし、
初心者でも数釣りができるとのことで、楽しみにしていたのですが。
当日の気象状況が鹿島以外、割と風強だったので、
鹿島港の宿に絞って予約していたのでした。

ま、仕方なし。次の機会を待ちます。

ということで、久し振りの根魚五目です。
鬼澤丸の情報は、HPの釣果情報などを事前にリサーチしていたのですが、
「根魚」といいつつ、青物(ワラサ、カンパチ、アジなど)やヒラメといった
「大物」がメインのようで、根魚(アイナメ、ソイなど)「も」釣れる
といった狙い方と感じていました。

その点は、実際私がイメージしている根魚五目の釣り方と異なっているように感じ、
若干の不安を感じてはおりましたが。

なにはともあれ、前日。
鹿島港の船宿は外房も同様ですが、出船時刻が非常に早く、
鬼澤丸も朝4:30出船とのことで、
前日に神栖市内のホテルに宿泊。
9月1日(土)当日は朝2:50起床(現地泊なのに、この時間!)。
3:45に現着。
受付を済ませて、すぐに乗船しました。

当日のタックルはいつも通り。
竿:海明50-270
リール:プレイズ3000(電源はバッテリー:12ボルト、15アンペア)
道糸:PE4号(よつあみヴェラガス船×8)
船縁にスーパーラークを括り付け、ロッドに電動リールを接続して準備完了。
船は予定の少し前に出船しました。

ところが。。。
当日、私は珍しく(というか、初めて)ミヨシを釣り座に選んだのですが、
釣り座の真後ろにはイケスがあって、小サバらしいのが多数泳いでいます。
乗船時に気がつき、少しいぶかっていたのですが・・・。
船は漁港を出てすぐ、有名な北堤の周辺で停止。

「浅めで狙ってね。魚は針を持って外して下さい。体を持つと沖で上がっちゃうよ。」
と船長のお告げ。

なんと、釣り客総出で、サビキ釣りにて餌サバの調達開始。
キ、キイテナイヨー。
サビキの用意はしてありませんでしたが、中乗りさんに仕掛け持ってない旨話して、
購入。
タックルは自前のもので可なので、とりあえず問題なしでしたが。
分かっていれば、サビキ仕掛け持ってきていたのに。
なかなかに手強いです。
てっきり大原の根魚五目同様、餌は塩イワシに塩サバの切り身だと思ってました。

30~40分小サバを釣って、船長十分と判断し、いよいよ沖へ。
と、思ったら。
なんと、すぐ近くの南堤の側に停泊し、
「やって下さい。今の時間はカンパチがきてるよー。」
予想外の近場からのスタートでした。
餌サバを釣っていたのだから、当然サバ餌の泳がせ釣りという訳ですが。
しばし周りの人の釣りをぽかーんと傍観。
カンパチ?根魚じゃないじゃん。

しかし、眺めてばかりも居られないので、用意してきた三本針仕掛けの上二本を外し、
一本針にしてサバを付け、投入。
私の狙いはあくまで根魚(アイナメ、ソイ、カサゴ系)。
60号の六角錘で底を取ります。
が、すかさず根掛かり。
開始早々の錘ロスト。
今回用意してきた錘は宿指定の60号と80号。
それぞれ5個ずつ持ってきていました。

気を取り直して、第二投。
今度は底を1メートルは切って、探るのですが。
底の形状が甚だしく複雑なせいか、わずかな接触でまたしても根掛かり。
開始10分程で、貴重な錘を2個もロスト。
「底に付けちゃダメだよー。この釣り方をしらねーんだなー。」
などと船長にぼやかれる始末。
根魚釣り師のプライドが傷つきました。
が、実際、このていたらくでは何も言い返せない;;
それにしても鹿島港付近の根は、新浜岸壁同様、なんとも狂暴なのでした(徒歩歩)。

その後は、さすがに学習して、根掛かりだけは回避。
しかし、逆に今度はボトムを取ることにかなり躊躇。
果敢に攻められず。アタリも遠い状況に。
私以外のお客は皆常連のようで、慣れており、次々と大物を釣り上げます。
お隣さんは大小のヒラメを数枚、カンパチ、イシナギなどを加えてバケツは大賑わい。
私のバケツは餌のサバが泳いでいるだけ・・・。
開始後2時間しか経っていない時点で、
(私の状況を見かねた)親切な中乗りさんが、
自ら釣り上げられたソゲ(35センチくらいのヒラメ)をプレゼントしてくれました。
(徒歩歩。うれしいけど・・・)

その後、船は移動。
またも意外なことに、船は日川浜沖300メートルの、超近場に停泊。
ここもヒラメの集会場のようで、皆さん爆釣。

鬼澤船長は、かなりまめに底の状況を教え続けてくれるので、
安心して探ることができます。
「ここから根があるよー。底切ってください。着けたらダメですよー。」
「はい、ここからは底着けて大丈夫ですよ-。」
などと、延々丁寧に放送してくれるのです。

ところが、私はというと、強烈なアタリあるも、餌のサバを横取りされるばかりで、
さっぱり食い込んでくれず。
ようやく強い引き込みあり、合わせるもバラす、という状況。
いっそのこと、置き竿にするも、やはりアタリは遠く。
時刻は8:30に。
10:30頃沖上がりだとすると、あと2時間か。

船長:「ここから少し沖に出ます。」と放送。
続けて、
「今日は市場があるから、早上がりしますよ。」
と無情の宣告(徒歩歩)。
そりゃそうだ。皆さんすでに十分なお土産を確保済みなのですから・・・。
船中坊主は私だけ。
残り時間は1時間半程度か。

それでもこの日初めて鹿島沖(鹿島港の中央航路の延長線上)に向かいます。
「ワラサが入り込んできているよ」
この際、もはや何でもいい、何かは釣らなければ。

船が停止して、新しく用意した胴突二本針仕掛けに、サバを取りつけ、
2尾泳がせ釣りを敢行。
ヒラメなどの泳がせ釣りでは、1尾付けが通常だとは思いますが。
根魚五目の仕掛けしか持っていなかったので、どうせなら二本に生き餌を付けてしまえと。
もはや何でもあり。

すると、ここにきてようやく大きな食い込みがありました。
かなり強いアタリ。
先ほど合わせてすっぽ抜けたので、アワセはくれずに我慢。
しばらくして、本格的な強烈なる引き込みが。
ここで、リールのレバーをオン。
スローで巻き上げます。
様子を見ていた船長、すかさずタモを用意して待機してくれます。
「○○(私の名前)さん、一荷で来たよ。挽回だ。良い型だぞ。」
タモ取りしてもらったのは、大小ヒラメ。
1尾は中乗りさんにいただいたソゲよりも少し小さい位のやつでしたが、
大きい方は60センチ弱の良型でした。
それまでの艱難辛苦が一気に解消されました。
そもそもヒラメの一荷というのもあまり聞かない(私は初めて釣った)。
さすが根魚五目。なんでも有り有りか。

そして、いよいよ沖上がり間近。
船長は最後に漁港近くの堤防際を狙うと宣言。
時間はあと10分程度か。

ふたたび、二本針にサバをそれぞれ取りつけて、投入。
すると、すかさず、やや大きめのアタリあり。
しばらく待ってみると、なんとアタリが消失。バラしたか?
私の状況を見守ってくれていた船長がすぐにアドバイス。
「○○(私の名前)さん、大きく誘ってみて」
すぐに、言われたとおり誘い上げて戻してみます。
が、反応無し。

「外れちゃったか」と船長。

しかし、直後に、再びの引き込みが。
「よし、巻き上げちゃって良いよ」
上がってきたのは、40センチ程度のクロソイ。
クロソイを釣ったのは初めてで、しかも最後にようやく根魚五目らしくなりました。
嬉しい1尾でした。

結局この日の釣果は(スソ確定ではあるが)、
ヒラメ2尾
クロソイ1尾
とややさびしいものでしたが(常連師に比べれば)、
家庭で楽しむには十分量。
船長と中乗りさんにはいろいろお世話になり、充実した一日ではありました。
しかし、精神的には疲れた~。

P.S.① そんなこんなで、実釣中は写真を撮る余裕も無く。





P.S.② お土産に「シラス」をいただきましたが、これが絶品。
身はホクホクして食べ応えあり。家族にはヒラメ以上に(?)喜ばれた。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (せう)
2018-09-09 23:28:55
随分と珍妙な根魚五目、お疲れ様です。
アウェイな中でもしっかり良型あげてて流石です。
しかしなかなか魅力的な釣り方&獲物ですね~。公式HPでお値段が予想できないのですが、オールレンタルだと結構高くつく感じでしょうか?
あとかなり昔ですがショウサイフグは幸栄丸さんでやりました。確か人生初の船釣りだったと記憶してますがツ抜けくらいだったかなぁ。でかウマヅラなんかも釣れてなかなか楽しかったです。
Re:Unknown (bleczzr400)
2018-09-10 22:55:24
せう様
こんばんは。
カットウフグはまだやったことがないのですが、船宿で捌いてくれるというサービスが魅力的に感じます。
鬼澤丸の根魚五目は、私は釣割から申し込みました。価格は11,000円で竿・手巻きリールセットのレンタルは無料のようです。餌(生き餌)、氷、お弁当(でかおにぎり)が付いてきます。
ご参考まで。
Unknown (せう)
2018-09-11 21:45:38
なるほど!教えてくださりありがとうございます。全然許容範囲のお値段でした!
早速終末に行きたいなと思ったら予約埋まっちゃってるようで残念です...

フグの捌きサービスは、自分の時は目の前で捌いてくれたので観るのも楽しかったです。本当に1匹数秒のペースで身欠きになる様は圧巻ですよ。
Re:Unknown (bleczzr400)
2018-09-14 08:05:57
せう様
予約できなくて、残念でしたね。私もGW時に予約できませんでしたが。空いているときは空いているのですがね。
私のブログを読んでいただいて、お気付きかもしれませんが、鬼澤丸の根魚五目は、実はヒラメです(こっそり)(と思います)。

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