「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

音楽記事 VS オーディオ記事

2020年01月25日 | 音楽談義

つい先日のこと、過去記事ランキングの上位に珍しく8年も前の記事が入っていた。タイトルは「サバリッシュ指揮の魔笛」。

書いた本人でさえすっかり忘れているのだから、内容を憶えている方はおそらく皆無だろう。冒頭の一部を再掲させてもらうと以下のとおり。

このほど東北地方の方から実に”うれしくなる”メールが届いた。ご本人の了解なしの掲載だが、匿名なので大目に見てもらうことにして、大要、以下のような内容だった。

「貴ブログを読んでオペラ”魔笛”(モーツァルト)を見直したくなり、わざわざプロジェクタを購入した。所有していた”魔笛”は昔懐かしいレーザーディスクによるサバリッシュ指揮の1983年の録画で、10年くらい見る機会がなかったが、これからじっくりとオペラ鑑賞を楽しみたい。貴ブログのおかげでオーディオと音楽にやる気が復活してきた。」

こういうメールをいただくと、つくづくブログを続けていて良かったと思う。ブログを始めて5年が過ぎるが、大した内容でもないのにご覧になる方も随分増えてきて、たいへんありがたいことだが、昨年あたりから、自分はいったい何のためにブログを続けているんだろうと思いが、ときどき、過(よぎ)るようになった。

まあ一種の馴れからくる倦怠期みたいなものだろうが、こうして「初心忘れるべからず」という気持ちを想起させるメールをいただくと「よしっ、がんばろう」という気分になる。

実を言うとこのブログを始めた動機そのものが、「魔笛」の素晴らしさを広く世に伝え、最終的には「魔笛」に魅せられた愛好者ばかりが集まった全国的な「魔笛倶楽部」を創ろうというのがそもそもの発端だった。

しかし、ブログを開始して3か月も経たないうちに「魔笛」に関する材料が種切れとなり、仕方がないのでオーディオや読書などの話題を盛り込まざるを得なくなって、いつの間にかブログの性格が変質してしまったというのが偽らざるところ。

今や(自分のブログの)メインになっているのは「オーディオ」だが、たしかに面白くてたまらない趣味には違いないが、この分野には「先達」(せんだつ)がそれこそ”ごまん”といるのを承知している。

正直言って、自分のような中途半端な人間が太刀打ちできるような世界ではないし、それに、人によって「好み」や「環境」があまりに違うので広く共感を呼ぶ話題としてはちょっと無理があるように思っている。

たとえば、自分がどんなに「いいシステムだ、いい音」だと力説しても、「私はラジカセやヘッドフォンで聴く方が好きです、箱庭の世界のような音が好きなんです」と言われればそれまでの話。

その点、あらゆる民族共通の言語ともいうべき音符の世界は共感できる幅が大きいのが利点。

「死ぬということはモーツァルトを聴けなくなることだ」と述懐した天才物理学者の「アインシュタイン」を始めとして、老いも若きも、貧富の差もなく、秀才も鈍才も関係なく、そして人種を問わず万人が同列に楽しめる趣味なんて、この世に音楽を除いてほかにあるんだろうか。

さて、そこでサバリッシュ指揮の「魔笛」について述べてみよう。以下略。

以上のとおりだが、8年前も今も「音楽&オーディオ」に対する心境は変わっていない。

つまり「オーディオ関係の記事」には「どうせ理解し合えないだろうけど・・」という虚しさがいつもつきまとうが、「音楽に関する記事」は読者と何かしらの連帯感を覚える(笑)。

ま、これからもオーディオ関係はネタが豊富なので、頻繁に記事にするつもりだが、そういうつもりで読んでくださいね。

話はまるっきり変わって今年は稀に見る記録的な暖冬で「鳥」も元気がいいようです。高校時代の同窓カメラマン「T」君が撮った「鳥が魚を捕らえた瞬間」(横浜市:金沢自然公園)です。



以下、続く。

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