それ、問題です!

引退した大学教員(広島・森田信義)のつぶやきの記録

お詫びの作法-公選法違反事件をめぐって-

2020-06-30 16:39:05 | 教育

 広島県から出馬の河合議員夫妻の大規模な公選法に反する行為が明らかになり、県民も世間もあきれかえっている。当の夫妻は説明責任を果たすことなく、開き直り、はぐらかし、箸にも棒にもかからない状態であるが、一方で、金銭を受け取った市長や県会議員、市議会議員多数の名前が明らかになっている。

 金銭を受け取った者の反応が多様で、不謹慎ではあるがおもしろい。三原市の市長は、ついに辞表を提出したが、前日まで、「受け取っていない。どうしてリストに私の名前があるのか分からない」と取り囲む記者連に対して明言していたのに、どうしたことか一転して授受を認め、市議会議長に辞表を提出し、本日の臨時議会において、全会一致で承認された。

  県北の市長は、あろうことか頭を丸めて現れた。市役所には抗議の電話やメールが多数寄せられているというが、当然であろう。「頭を丸める」というアナクロニズム(時代錯誤)な行為は、本人が考えるほどの効果はなかったのである。この市は毛利元就ゆかりの土地で、お説教の得意な元就ならどう諭すであろうか。

 「腹かっさばいてお詫び申すという方法もあるぞ」と言いそうな気がしてならない。

  (「封筒は受け取ったが何が入っていたのか分からなかった」とか、「いずれ返そうと思い預かっていた」等も常套句であるがリアリティがない。)


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