囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

ルーの政権公約

2019年07月15日 | ●○●○雑観の森

 

 

「3年で六段になる」と豪語する男、ほめごろしで慢心させる男の巻】
 
■「会員100人余りの囲碁同好会」という規模は、なかなかないでしょう。創立三十年ほどでしょうか。最初は別荘(もう一つの同好会)の会長が、より広い会場を求めて創設したそうです。しばらくは数人から30人ほどの規模で、わたしの父もその頃の会員でした。
 
■今は大台に乗っており、これ以上増やすのは会場スペースからムリ。

■前会長N五段の努力などで大台に乗ってから、年に「数人ほどの退会、数人ほどの入会」があって高止まり横ばい基調が続いています。
 
■今は70~80代が中心で淑女紳士ばかり。毎回80人ほどが静かに打ってたのですが……。
 
         ◇
 

■ところが今春「にぎやかな若手」が入会。雰囲気が少々変わってきました。Oさんは昭和27年生まれの四つ年上。わたしより一回り大きく「身長六尺超、体重二十五貫超」とおぼしき堂々とした体格です。
 
■初めて見た時「あ、ルー大柴だ」と思いました。ルーは明るい名調子で、ごちゃごちゃおしゃべりしながら打っています。「わたしが時々行く京都の碁会所で、対局中にモメゴトになれば、席亭は出入り禁止にします。同好の集まりで、嫌味がなければ構わないかな」とも思いましたが、尋ねると「囲碁は黙って打つもの」という基本マナーを知らなかったそうです。
 
■昨年、大病をされて長くベッド生活が続いたそうで、回復してしばらく経って、そろそろ何か始めなさいと奥方様が一喝。若かかりし頃に少しかじった碁を再開してみたところ、そこではまって、入会してさらにのめり込んだ。従って「囲碁ムラの掟」の会得はこれからなのです。皆様、勘弁してやってください。
 

         ◇
 

■入会時は三段で「誤認定」されましたが、今は四段格で打っています。わたしは「五段のチカラがある」とにらんでますが、それもそのはず。毎日2時間ほどみっちり勉強していると豪語します。それもケーブルテレビ「囲碁チャンネル」を契約して一心不乱に研究しておられる。
 
■わたしは月2回の無料放送のみですが、それでも、とってもためになる。残念ながら、毎日視聴する時間的余裕はありません。
 
 
 
 
▼高らかに宣言するルー
 
「あと3年で70歳。それまでに六段になる」
小僧(拙者のこと)に2子置かせてやる」

ビッグマウスのおもろいオッチャン
なにわコテコテ激辛おやじ



▼異議ありの小僧
 
ルーさんよ、笑止千万、片腹痛いわ」
「それがしが定先に打ち込んでしんぜよう」
(ちと自信ないけど)

でも、このおっちゃん
実は、碁の才能より
ヒトとの間の「カベ」を低くする才能の方が
数倍勝っているのである
それがしの見立てでは
碁の実力だけなら六段止まりかな
ただし所作がともなわねば有段に非ず
「棋力+所作=有段」ですぞ、ルーさん

できるようになれば「次期会長」に推薦します!

  

▲隔週日曜日7:00~8:00、1回1局を詳細に自選解説、チョー分かりやすい

左上スミのAI定石の変化を説明しているところ。プロのアタマの中を開陳

 

▲こちら「アンディーヌ小柴」

こちょこちょ大好きのカワイイ九段

 


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