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2019-07-22 | 宇江佐真理(お江戸物語)


宇江佐真理
『蝦夷拾遺 たば風』★★★

宇江佐さんが函館出身ということで、蝦夷・松前藩を舞台に描くことが多く、
それを纏めた郷土愛あふれる短編集
装丁がめずらしくかわいらしい。
歴史小説をジャケ買いする若者(いるのかな?)目を惹きそう。
だって渋過ぎる装丁ばかり。

「蝦夷」と見ると条件反射
ホント影響受けやすい(笑)
https://blog.goo.ne.jp/tokatinokasseikawokangaerukai/e/899e4cded0b2c05e9372022bcc739fde

たば風の意味は本文と宇江佐さんのあとがきにもあるが、風の種類がこんなにあるとは知らなかった。
参考(https://floweryseason.com/fuyu-kaze/

---

・たば風
・恋文
・金衣帰郷
・柄杓星
・血脈桜
・黒百合

---

私的には恋文に同調せずにはいられなかったし、
血脈桜の勇ましい女性たちが明治維新の嵐に人生を翻弄され、
後々の行方が分からないという結末に胸を痛めた。
血脈桜は今も松前にあるそう。

あと土方歳三なる人が紳士然と登場
この方気になる・・



◆お江戸?なぞワード◆

介錯
切腹に際し本人を即死させてその負担と苦痛を軽減するため、
介助者が背後から切腹人の首を刀で斬る行為

がっちゃき
北海道の方言で痔
特に裂肛痔、切れ痔を指す。

粛清
原義では「厳しく取り締まって、不純・不正なものを除き、整え清めること」、
または「不正者・反対者などを厳しく取り締まること」
政治的には政党や政治結社において、理論上あるいは政策上の対立を、
一方が他方を組織から排除、追放して政治的に抹殺し組織の純化をはかること。




備前祐定
備前の長船派の名工

杉箸、笄(こうがいと読)
菜箸の一種で、 善哉・汁粉用に用いる。
髪を掻き揚げて髷を形作る装飾的な結髪用具




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