KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

枯れゆく街

2020年11月24日 | 俳句
天気 曇

混まないうちに・・と大事な用があって朝いちばんに近所の銀行へ。あら、お客が殆ど居ない・・間違えました、今日が連休明けで火曜日、というのは解っていたものの、給料日の25日だとばかり。勤労感謝の日の翌日、25日などあり得ないこと・・危ない、危ない。
銀行の窓口、ほぼ待たずに番号を呼ばれた。

終わってから、せっかくなので公園を一巡りしよう、と思ったのだが・・寒い。おまけに暗い空から、雨粒も落ちてきた。雨の予報はなかったのですぐに止んだものの、とにかく風もあるし冷える日だった。急に冬が来た。早いかな、と思いつつ冬用のフリースジャケットを着て出て正解だった。でも手袋が欲しくなる・・明日は手袋も用意しなくては。
公園まで行くのはやめて、上の写真のマンション前で引き返した。

相変わらず、食事時間が楽しくない。どうも、個人のわがままを通すのは難しそうだ、と解ったので諦めムード。こちらからは殆ど声をかけず、沈黙の食事になってきた。その方がありがたい。ご夫婦のご主人の方は、奥様の認知症を私に知られたくないのか、話をしなくなった。
でも私、最初から気づいておりましたよ。

同じ階の、元気そうに見え、私と同じく自由に歩ける方の話だと、コロナ自粛で施設が閉鎖的になってから、体力や認知力の衰えた人が多いという。一人では歩き廻れない人のために公園へ連れていったり、レクレーションなども外で出来るものもあったが、それが出来なくなった。家族にも自由に会えない。
10月に少し緩和されたかと思ったら又、この感染拡大で元へ戻った。人ごとではなく、私自身も籠り過ぎると認知能力が衰えそうだ。近所の買い物や必要な用事は別に構わないので、何でもいいから用事を作って出かけることにしよう。ま、今までの独居生活とあまり変わらない自粛が、続いているだけでもあり。

歩いていたら、足元の落葉溜まりの中に、得体の知れない木の芽らしきものが色づいていた。



からからと横断歩道ゆく枯葉  KUMI
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6 コメント

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Unknown (げたのうら)
2020-11-24 19:50:27
楽しい句ですね♪
横断歩道が良いです。律儀な元気の良い枯葉くん^_^
何処まで行くのでしょう?彼女に逢いに行くのかな?
Unknown (小父さん)
2020-11-24 20:55:19
>給料日の25日だとばかり。

ははは、私もカレンダーに25という懐かしい数字を見ていました。
祭日が入ると、私も曜日と日にちを勘違いしてしまいます。

>・・寒い。

冷えこんで来ましたね。

>相変わらず、食事時間が楽しくない。

想像できます。
共同生活にはつきものなんでしょうね。

>コロナ自粛で施設が閉鎖的になってから

ほんとコロナが社会をとことん変えていきますね。

>用事を作って出かけることにしよう。

それが一番だと思います。
私だって同じようなことを考えていますよ。

>得体の知れない木の芽らしきものが色づいていた。

落ち葉の写真の色合いがとてもいいです!
ほっとしませんか?
部屋食 (ふきのとう)
2020-11-24 21:12:05
ご自分の部屋でお食事と言う訳には参りませんか。認知症のご夫婦、別々のお部屋にいては益々進みそう、ご一緒でもいいような気もするのですが。でもkumiさんは外出で気分転換を計れますから大丈夫、そして俳句も有りますもの。寒さに気を付けてできるだけ外出してくださいね。
げたのうらさん、今日は雨で・・ (KUMI)
2020-11-25 12:57:00
昨日までは枯葉が街を走り回っていました。
げたのうらさんも一緒だったのでしょうね。
今日の雨で、しばらくは濡れ落葉。残念です。
小父さん、なるほど・・ (KUMI)
2020-11-25 13:03:48
他の人も、同じ気持の方が居るのかも、と思うことにしました。
「修行」が足りません。

何もかも、変ってしまいましたねえ。
入居したらすぐにコロナ自粛・・という方も居ました。
家族にも人にも自由に面会できるから入居した、と。
車椅子の方は、お気の毒です。
緩和されて、家族と一緒なら外出出来たのに、また元へ戻りましたから。

やはり、外を歩けるのが一番です。今日は雨なので「自粛」ですが。
ふきのとうさん、それは無理でしょうね (KUMI)
2020-11-25 13:12:32
重度の要介護の方はそうしているようです、介護士さんが付きっきりで。私のわがままは、押し通したら随分高額のサービスになるでしょうね。実は、私の辛いのは、もう一人の女性の方なのです、認知症に関係なく。書いてしまえないな内容なのでごめんなさい。
独居しか出来ない狭い居室なので、お二人は住めません。私は、ご夫婦での入居が居るとは知りませんでした。別の部屋でも、もう少し二人の時間を部屋で過ごして、認知症を抑えれば・・と思うのですが。ともかく、私のわがまま・・楽をしたい一心での入居が、いけなかったのです。苦もある、と覚悟をします。

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