占断日乗

占い師・ペルセウスが、日頃思っていることを書き連ねます。

原初の一点にまでさかのぼって。

2019-06-17 17:37:47 | 日記

ずいぶん曖昧な言い方になってしまって

恐縮ですが、ペルセウスは


東洋では、ものごとを見る姿勢に

動きや変化そのものを根本要素として

とらえる傾向があり


西洋では、モノを究極のところまで

分解して元素に迫ろうとする姿勢が

世界観の根本にあるのではないかと

思っています。


もっと言えば、東洋の世界観は

果てしなく変化してやまないこの世の現象を

循環する時間の相でとらえている。


これに対して西洋の世界観は

原初の一点にまでさかのぼって

ものごとを突き詰めようとする

情熱と共にある。


だから時間も、循環するのではなく

あの原初の一点から、ビッグバンさながらに

現在の「今、ここ」にまで直線的に

伸びてきている。


モノ(物質現象)と人間。

2019-06-15 19:37:47 | 日記

東洋系の占いの元素として知られている

「木・火・土・金・水」

と、西洋系の占いの元素である

「火・土・風・水」

とは、字面だけを比較しますと


東洋系の方が一つ元素(木)が多い

というだけの話になってしまいますが


そもそもこの「元素」という言葉の

意味するところが東洋と西洋では

違うように思われます。


西洋のそれは、物質現象の根本要素……

といった面がハッキリとあるのに対して


東洋のそれは物質現象と人間の経験との間に

線引きがない、という印象をペルセウスは持っています。


具体的にはどんなことかと言えば

たとえばこんなことです。


西洋的には

「火・土・風・水」がこの世の森羅万象の大本であるなら

人間もこの世の一つの存在として

火の性質、土の性質、風の性質、水の性質

をそれぞれ備えているに違いない……と考えるのに対して


東洋的にはむしろ

人間や物が互いに親しみあったり(混じり合ったり)

逆に反発しあったりするのは


もともと親和と反発の原理を体現する元素で

世界が出来上がっているからだと考える、

というように。



   ※ 明日、お休みを頂きます。申し訳ありません。



シナストリーで見れば?

2019-06-14 19:37:47 | 日記

昨日の記事をお読みになった方で

西洋占星術を研究されている人がいたら


「いや、西洋占星術でもゲームで特定の誰かが

他の誰かに強いとか弱いとかを判断することは

十分に出来るぞ」

と、お思いになったかも知れません。


それはつまりAさんとBさんのホロスコープを

重ね合わせるようにして相性を読む

シナストリーの手法を用いればよい……

ということだと思います。


例えばAさんのホロスコープの第5ハウスに

Bさんの木星がやってくる……というような

関係があれば、マージャンのメンバーに

Bさんが加わっているとき、Aさんは有利だろう

というように。


これは大変もっともな反論です。

が、それでもやはりペルセウスは


比較的に狭い、閉じられた傾向の強い人間関係

のバランスを説明することにかけては


東洋系の占いの方が、より根底的な答えを

提出していると、考えます。


というのも、木・火・土・金・水という

元素のレベルで直接的に説明していることに

なりますから。



四人のホロスコープから!

2019-06-13 19:37:47 | 日記

マージャンの卓を囲む特定の4人について

それぞれのホロスコープを出し


趣味、楽しみごと、恋愛、ギャンブルなどを管轄する

第5ハウスに来ている天体から

(あるいはその境界線のサインや、サインの支配星の

 配置やアスペクトなどから)


メンバーひとりひとりがゲーム全般について

どんな取り組み方をするか、その傾向を

探ることは出来ます。


けれどもちろん、これらは誰が誰を利する傾向があるか

については、間接的な情報しか与えてくれません。


「木」が「水」を吸い上げて育つ、(だから「水」の強い

人は、「木」が強い人を結果的にいつも利することに

なってしまう)というような、直接的な関わりの暗示は

西洋占星術からはダイレクトには得にくい……と言って

良いのではないでしょうか?







西洋占星術で読み解けば……。

2019-06-12 17:37:47 | 日記

では、同じ麻雀での勝ち負けの傾向を

西洋占星術で読み解くとしたら

どんな風になるでしょうか?


「水」が「木」を育てる、といった説明づけは

もちろん西洋占星術にはないわけですが


麻雀をゲームの楽しみとして

第5ハウスの管轄とみなせば


このハウスに火星があれば

勝負に真剣になる、熱くなるなどと

解釈できますし


そこにさらに水星があれば

分析研究してゲームの奥義に迫ろうとする

と解釈してもよいと思いますが


そうした配置が単純に

ゲーム一般に強い(勝ちやすい)とまでは

言い切れないと思いますし


まして対戦者の、特定の誰かとの関係

を読む材料としては、あくまで副次的なものでしょう。