歴史とドラマをめぐる冒険

大河ドラマ・歴史小説・歴史の本などを中心に、色々書きます。
ただの歴史ファンです。

麒麟がくる・本能寺をちょっとだけ考えてみる。

2020-05-29 | 麒麟がくる
何の情報もないのでネタバレしないとは思います。

史実として本能寺がどうして起きたかは分かりません。光秀の単独犯行で偶発的というのが優等生的解答だし、それでいいのかも知れません。光秀の気持ちなんて分かりません。気持ちを書いた手紙はあります。細川忠興と自分の息子のために起こしたという手紙です。信じる人はほぼいません。だから今後光秀の手紙が見つかっても、それが本心かは分かりません。

ドラマと史実にはディスタンスがあって当然です。ただ大河は今まで黒幕説や陰謀説はほぼ採用しませんでした。それは踏襲されるのか。

光秀は汚い政治ができない純粋な男です。ドラマの話ですよ。唯一のこだわりは「武士のほこり」です。ではどうすれば武士のほこりに基づいて本能寺が起きるのか。
史実は全く関係ないということはなく、矛盾を指摘されない程度には参照にされると思います。

結論から書くと、幕府を再興しようとした、となるかなーと。室町幕府のことではありません。

光秀のドラマ上での大仕事は信長の戦いに貢献したことではなく、幕府を再興しようとしたということのようです。足利将軍は素敵に描かれています。義輝さんとはからんでいるようで実は幕臣ではなく、幕臣扱いになるのは義昭さんからです。ところが1573年に追放されてしまう。

その追放された義昭さん(まだ将軍)を呼び返そうというのではない。新しい幕府でいいわけです。

武家の棟梁たる将軍が平らかに治める大きな国、です。

うーんでもそうなると織田幕府でもいいわけです。なぜ織田幕府じゃだめなのか。信長が将軍を超えて王になろうとしたとでもするのか。まだ分かりません。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿