半蔵門インテリジェンス総研S3

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ソレイマニ司令官殺害作戦の真相(2)(=イラン内DS細胞の摘出オペだった)

2020-01-13 20:55:56 | インテリジェンス
前回の(1)では、イランが報復として「形だけのミサイル攻撃」をやり、
人的被害ゼロになるように、事前に軍事秘密バックチャンネルを通して
アメリカと意思疎通させていたであろう、と分析しました。

実は、これには、「トランプ政権チームQの軍事行動」として
「似た前例」があります。すなわち、
2017年に、チャイナの習近平が訪米した時、ディープステート側が
偽旗工作でテロをやり、「シリアがサリンを使用した」と大々的に報道されたのです。
このとき、実際の戦地ではシリア側が有利で、サリンなどの化学兵器という汚い手を使う必要がないので、トランプ政権としては「これはDS側の濡れ衣工作だ」と
お見通しだったわけですが、
放置すれば、「弱腰政権だ、ならず者をのさばらせ、人道危機を黙認している」
と、DSの手先の報道機関が書き立てるでしょう。
かといって、濡れ衣を着せられたシリアに対して報復すれば、シリアはやっていないのに攻撃される理不尽な目にあうことになります。
この板挟みの難問に対して、優秀なチームQは(当時マティス国防長官)
すばやく「最適解」をはじき出して、決断実行し、
巡行ミサイル打ち込むことをロシアに事前通告し、事前に関係者を避難させることで、
60発近い巡行ミサイルを打ち込んだにも関わらず、ロシア兵側に人的被害は出なかった
という、「外形だけの報復と脅し」作戦が成功したわけです。

こういう「前例」があるので、
イラン側は、バックチャンネルでチームQのレクチャーを受けたのでしょう。
そうして、今回のイラクのアンバル州に駐留する米軍のアサド空軍基地に
22発の巡行ミサイルを
イラン側が派手にぶちこみ、「これは米国の頬に平手打ちを浴びせる報復行為だ」
という勇ましいコメントをつけて、「形だけの報復」が決行されたわけです。

イラン側は、怒りに任せた過剰な報復をしませんでした。
あくまで、理性的・自制的に、ソレイマニ司令官殺害の報復として
「相当な範囲内の仕返しをした」という配慮を示し、戦争は望まないことを表明し、
アメリカもこれ以上の軍事的反撃はしないと表明し、
単に、追加の経済制裁を課す、とだけ言いました。

以上のやりとりでわかることは、
ハメネイ師の行動には「そんなに激怒している様子が見えない」
ということです。
考えられる理由としては、
(1)ソレイマニ司令官が偽装死して(反DSとして)裏に回った説
(2)ソレイマニ司令官が正真正銘の「DS側の工作員」だった説
があり得ますが、(2)が正解だったようです。

まさに、「ソレイマニ司令官殺害」での最大のポイントは、
側近中の側近の司令官を殺害されても、ハメネイ師が冷静であることです。
もし、ハメネイ師が本当に激怒したら、
米国による突如のソレイマニ司令官殺害行為自体は、
「戦争開戦宣言にも等しい行為」と評価することもでき、
「アメリカと徹底的なゲリラ戦やるぞ」という選択肢もありましたし、
「ファトーア(宗教令)」を出して、「国家的にトランプ暗殺指令」を出せば、
これはもう、たいへんなことになります。
トランプは、一生涯、イラン人と、イラン特殊部隊から暗殺のために
付け狙われることになります。

参考 : イトケンさん(伊東乾准教授)の見解
◆ソレイマニ将軍殺害の大きすぎるツケ
開戦挑発のつもりが「ファトゥーア」でトランプ氏は永遠の標的に

丁度、日本に原爆2発を落とす時に、落とし場所の選定にあたって、
「京都」という選択肢が6度請願され、6度、長官により却下された
話がありますが、それに似ています。
もし、京都に原爆が落とされていたら、日本国民と天皇家の怒りは
凄まじいものになり、たいへんなことになっていたことでしょう。
(凄まじき報復のゲリラ戦その他、絶対、永遠に日本国民は赦さない、、、)
(ロス茶も六フェも、一族暗殺・血統消滅した可能性もあるでしょう)

そういうわけで、
今回のソレイマニ司令官殺害の件、
イランの宗教指導部にとっては、
そうした「激怒を催す」ポイントではなかったわけです。

しかし、そうした事が、事前にトランプに、わかっていたか?

フェイクニュース報道では、トランプが怒りに任せて、
「まさか、これは選ばないだろう」として入れていた
選択肢に目をつけ、
無知なる報復感情だけで選択した、愚かで無思慮な大統領
という印象操作が行われていますが、
もちろん、「チームQ」のやることに、そんなドジはありません。

バックチャンネルで、「事前打ち合わせ済み」ということです。

イラン自体を「ディープステートが建国し運営している国家」と誤解している人が
いますが、それは、とんでもない頓珍漢な解釈です。
(馬渕睦夫氏が残念ながら、それ)

ディープステート側の工作で、「イラン=悪魔」キャンペーンが行われていた
関係で、そのように洗脳されてしまっている人々が多いですが、
実際は違います。
「イランの建国にまつわる諜報的な真相」については、
後日、記事にしたいと思います。

さて、ソレイマニ司令官が、どんな人物であったのか?
トランプ大統領がどう言っているのか、最後に見てみましょう。



トランプ政権が描写する「ソレイマニ司令官像」とは、
次のようなものでした。

◆トランプのツイッター1月5日より
引用・・<ガーセム・ソレイマーニー司令官は殺害され、
長年に渡り何千人ものアメリカ人が負傷し、
彼は更なる人々の殺害を計画していたが。。。獲った!
彼は最近発生したイランでの多数のデモ者の死亡も含めて、直接、間接的に何百万人もの死の責任を持つ。

イランは決してそうだと認めないだろうが、ソレイマーニーはイラン国内で嫌われ恐れられていた。彼らが世界へ(殺害されたのは)悲しい事だと信じさせようとするには程遠い。彼は何年も前に排除されるべきだった!
・・>引用終了

<トランプ大統領の緊急声明発表>

翻訳引用・・<大統領として、私の最高かつ最も重要な義務は、
国と市民を守る事である。
昨夜、私の指示により、米軍は完璧な精密攻撃を実行し、
世界No.1のテロリストであるガーセム・ソレイマーニーを殺害した。
私のリーダーシップの下では、アメリカの政策は不明確な事はない。
アメリカ人を傷つける、または傷つけようとするテロリストは、彼らを見つけ殺害する。我々は常に外交官、兵士、全てのアメリカ人、そして同盟国を守る。
何年もの間、イスラム革命防衛隊とその残酷なコッズ部隊は、
ソレイマーニーの指導の下で、数百人のアメリカの民間人と兵士を標的にし、
負傷させ、殺害してきた。
アメリカ人を殺害し、4人の米兵を大きく負傷させたロケット攻撃や、
バグダッドにある米国大使館に対する襲撃を含む、
イラクにおける米国の標的に対する最近の攻撃は、
ソレイマーニーの指示で行われた。
ソレイマニは罪のない人々の死を彼の病的な情熱とし、
遠く離れたニューデリーやロンドンのテロ計画に加わった。
今日、我々はソレイマーニーによる多くの残虐行為の犠牲者を思い出し、
彼らに敬意を表し、彼のテロ時代が終わったことを知り、苦しみを和らげる。
ソレイマーニーは過去20年間、中東を不安定にするためにテロ行為を行ってきた。
米国が昨日行ったことは、ずっと前になされるべきだった。
(もしずっと前にこれがなされていれば)多くの命が救われていただろう。
つい最近、ソレイマーニーはイランでの抗議者への残忍な弾圧を主導した。
そこでは1000人以上の無実の民間人が自国の政府によって拷問され殺された。
昨夜は、戦争を止めるために行動を起こした。
戦争を始めるために行動を起こしたのではない。
私はイランの人々を深く尊敬する。
素晴らしい人々で、多大な文化と無限の可能性を持っている。
我々は政府転覆計画を考えていない。
しかし代理武装兵を使った近隣諸国の不安定化も含めて、
イラン政権のこの地域での侵略は終焉しなければならない。
今すぐ終わるべきだ。
未来は平和的な共存と協力を求めるイランの人々に属し、
国外での流血の支援金のために国家を搾取するテロの将軍ではない。
米国は世界最強の軍隊を持ち、世界最高の諜報機能を持っている。
もしアメリカ人がどこかで脅迫されると場合、
米国はそれらの脅迫を完全に特定し、必要な行動の準備ができている。
特にイランについてだ。
私のリーダーシップ下でISISを破壊した。
そして最近、米特殊部隊はテロリーダーのアル・バグダディを殺害した。
世界はこれらのモンスターのいない、より安全な場所となる。
アメリカは、世界のすべての国との平和、調和、友情を求めながら、
常に善良で、偉大で、良い心の人々の利益を追求する。
ありがとう。神の祝福を。
神が我々の偉大な軍隊を祝福しますように。
そして神がアメリカ合衆国を祝福しますように。
どうもありがとう。
ありがとう。
END
>・・翻訳終了

今回の(2)は、ここまでです。

ソレイマニ司令官に対する情報分析等々、(3)以降に続きます。

それではまた。

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2 コメント

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Unknown (豊国彦)
2020-01-14 01:33:50
「世界No.1のテロリストであるガーセム・ソレイマーニーを殺害した。」
については、次の見方があり、シェアーします。

記事主「竹下雅敏氏からの情報」は霊的というか、対象者の全ての次元の構成体の波動エネルギーの状態を認識、確認を得る手法を以て根拠としている模様かと思います。何が本当かの参考になれば幸いです。

【イランの革命防衛隊ソレイマーニー司令官は死亡しておらず、完全に健康体!〜第3次世界大戦を避けるために動いているトランプ大統領とQグループ、ソレイマーニー司令官、アルムハンディス司令官】
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=225100
Unknown (hanzoumon_int)
2020-01-15 21:28:58
当総研も、最初は、エプスタインの時同様の「偽装死工作説」ではないか?
と洞察したのですが、Qドロップの分析やその他の情報等々から、
今回は、「偽装死工作ではない」と結論しました。
理由については、今回の(1)~(●)までの中で、
詳説して行きます。続きを順次、お読みください。
そうした根拠に納得できなければ、偽装死工作説を採って下さい。

偽装死工作説をするような
ソレイマニ司令官が「善い人」「反ディープステート側」だった場合、
イランに浸透している米ディープステート勢力のパージは
どうやってやるのか?
という話になります。
その答えも同時に提示してもらわないと、説得力がなくなります。

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