にこごり日記

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映画「魔女見習いをさがして」感想

2020-11-14 01:22:18 | 映画

「魔女見習いをさがして」を観てきました。

実は先日の一週間で「おジャ魔女どれみ」を全話観る企画に参加していました。「ドッカーン!」の途中で力尽きましたけど。

私にはその程度の知識しかありませんが連続視聴の勢いそのままに映画館に突撃。コロナ以来初めてなので子供のように映画館にワクワクしちゃいました。

とにかく、とんでもない映画だったことは確かです。

一応ネタバレ注意。

 

 

 

 

 

 

 

 

■おジャ魔女どれみ20周年記念作品「魔女見習いをさがして」

 

皆さんご存じでしょうがこの映画は魔女見習いたちが主人公ではありません。主人公は悩める20代の女子3人。

観に来てるお客さんたちもその年代。どれみさんの言葉が残酷に突き刺さります。「みんなはおとなになったらなにになりたいの?」

BGMは「どれみ」の楽しいものなのにドンドンでてくる大人の問題たち。現実は厳しい。

最初に流れる「おジャ魔女カーニバル!!」はそれだけで泣ける。

 

悩める3人、長瀬ソラ、吉月ミレ、川谷レイカの3人は鎌倉のMAHO堂のモデルの空き家で出会います。

仲良くなるきっかけは当然「どれみ」。あと飲み。これでもかというくらいアルコールがでてきます。大人だ。

LINEスタンプだったりケンカの仲直りまで「どれみ」流。作中のテレビの中で観る「どれみ」は不思議な気分にさせてくれます。

 

3人は「どれみ」の聖地巡礼を通した中でそれぞれが自分の今と向き合います。

親に決められた進路を歩くだけでいいのか悩んだり、フェアトレードの貿易なのにダンピングを始める大企業に左遷させられたり、金をむしるダメな彼氏がいたりとどれもが切実です。また、離婚したお父さんが新しい家族を作ってたり、旅先での出会いなど新しい問題も。

 

ハッキリ言って作中で問題がすべて解決したかというと怪しいです。明確に決着がついたのはほとんどありません。

安易なハッピーエンドではないのが「らしい」とも思いますが。

ていうかこの映画にはエンドなんてありません。

大人になった3人は当然魔法なんて信じていません。でも最後に誰もが持ってる「魔法」に気づきます。

この物語は悩んでいる「どれみ世代」が新しいスタートをきるまでの話。

最後の「おジャ魔女カーニバル!!」がそれを証明しています。最初の「おジャ魔女カーニバル!!」の方がよっぽどEDらしい。

ED曲も「終わらない物語」。

まとめると、この映画は言うなれば最後にOPをもってきてるんですよね。ここがスゴい。作品とぴったりです。

 

映画を通してここまで生きてきたどれみ世代へのご褒美だったのかなと思います。

 

…ちょっと駆け足気味になってしまいましたが映画を見た人ならきっとわかってくれると信じています。

 

【余談】

細かいところにネタがちりばめられています。

どれみネタだったりそうでないものまで。周回してみると面白いかもしれません。

個人的にはミレさんの缶がでかいのが好きです。

 

【余談2】

3人のうち2人はリアルタイムではなく再放送や配信組。なので私もそれほど疎外感を感じませんでした。千葉テレビMX万歳。

 

【余談3】

「どれみ」で一番の名曲は「わたしのつばさ」だと思っています。

だから最後はうれしかったのでサントラでも買おうと思っていました。

しかし見当たりません。調べたら発売日は12月23日。と、遠い…。忘れないようにしなきゃ。

 

ちなみにおんぷちゃんのクリアファイル買っときました。

なんでも「男子はみんなおんぷちゃん好き」らしいです。間違いないね。

 

映画のラスト、「またね」でしたからこの先何かあるかもしれません。今度は30周年まで頑張って生きよう。

ハッピーラッキーみんなにとーどけ!



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