【歩道の雪かきは居住者の責任】ニューヨーク郊外物件の選び方⑦【Googleストリートビューがおすすめ】

前回は、NY郊外の物件選びでは、広大な芝生のある庭が魅力的であること、芝生や植栽の手入れは、契約で大家負担とすべきことなどを、述べました。

<参考記事>
【トランポリン】ニューヨーク郊外物件の選び方⑥【契約で芝生管理は大家負担に】

今回は、引き続き、一軒家の設備の続きで、冬場の雪かきの観点から、留意すべきポイントなどを、語りたいと思います。

NY郊外での物件選びでは、冬場の雪のことを考えた検討が、重要です。

中でも、物件に隣接した歩道があるかは、非常に重要なポイントで、冬場に雪が積もると、歩道の雪かきは、隣接する家の居住者の義務となり、仮に、歩行者が転倒などで怪我をすると、その居住者の責任問題となります。幸いにも、僕の廻りで、そのような責任問題になった話は、聞いたことはありませんが、僕は物件選びの際、知人に、最も注意すべき点としてアドバイスもらったのが、水害リスクと、この歩道リスクでした。結果として、僕自身は、歩道に隣接していない一軒家を賃借することとしました。

<参考記事>
【駐在員家族】ニューヨーク郊外物件の選び方①【水害リスク】

日本人に好まれる、駅徒歩圏内の物件は、その家の前を通って、駅に向かう人も多いため、歩道があると、冬場の負担が増えてしまいます。候補物件の住所が分かれば、Googleのストリートビューで、物件の周辺写真を、気軽に見ることができますので、冬場の雪かきの観点から、歩道の隣接状況はどうなっているか、水害リスクの観点から、駐車場は水の流入しやすい構造となっていないかなど、事前にチェックすることを、お勧めします。

なお、雪が降れば、歩道に隣接していなくとも、自らの敷地内は、雪かきをする必要があります。特に、玄関や、駐車場へのアプローチは、雪が固まってしまう前に、なるべく早く、雪かきすべきです。当地の家では、雪かき用のシャベルや融雪剤を常備し、降雪予想がある時は、あらかじめ融雪剤を撒き、雪が降ったあとは、素早くをシャベルで雪をかきます。雪かきと言えば、何か苦行のようにも聞こえますが、東京のマンションしか経験したことがない子供たちにとって、一軒家の雪かきは、とても新鮮なようで、家族全員で雪かきをしたあと、庭や近所の公園で、そり遊びをするのが、冬の楽しみの一つになっています。

話は少し変わりますが、特に、気温の低い冬場は、ちゃんとお湯を張れる「お風呂」に入りたいと考える人が、多いのではないでしょうか。当地の一軒家の風呂は、シャワーがメインで、日本のように、深くお湯を張って、肩まで浸かる「お風呂」は少数派です。物件選びの際、「お風呂」は外すことができないというのが、家族の総意であれば、最初から、その観点でソートすることが重要です。僕の家は、そこまでのこだわりはなく、シャワーがメインなのですが、幸いなことに、日系不動産会社の「管理物件」では、日本人のニーズを汲み取り、リフォームしている家が多いので、「お風呂」付きの物件を探すことも、比較的簡単です。

さて、次回は、子供がいる駐在員家族にとって、避けて通れない、学区選びについて、述べたいと思います。

<次回記事>
【駐在員が住む学区は大差なし】ニューヨーク郊外物件の選び方⑧【Great! SCHOOLSで小学校の学年をチェック】

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