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インフルエンザ予防に「のど飴」続々登場!

2018-11-14 19:47:19 | 気になる事
毎年11月ごろから患者が増え始め、10人に1人の割合で1千万人以上がかかると言われるインフルエンザ。流行シーズンは12月から3月だが、その到来を前に、インフルエンザの感染を防ぐ機能性のど飴が相次いで発売された。



 のど飴でインフルエンザの感染を防げるのか?と疑問に思う人も多いだろう。感染を防げる理由は、感染のメカニズムにある。インフルエンザ予防の研究をする医師で、静岡県立大学薬学部の山田浩教授は、次のように解説する。

「インフルエンザウイルスは口や鼻から侵入し、鼻からのどに続く上気道(鼻腔、咽頭、喉頭)の粘膜細胞の表面に吸着します。吸着後、ウイルスは粘膜細胞内に侵入して増殖し、さらに、細胞外にウイルスを放出して新たな感染細胞を生み出します。ウイルスの吸着、増殖、放出のほとんどが上気道で起きるのです」

 インフルエンザにかかると、38度以上の急な高熱が出て、関節痛や倦怠感などの強い全身症状に襲われる。ただ、そうした症状はウイルスが全身に広がって起きるわけではない。

「ウイルスに感染した細胞が自己防御のために出すサイトカインという物質が、全身をめぐることで起きています」(山田教授)

 したがって、ウイルスの侵入経路の一つである口の中や感染範囲の一つであるのどを守ることが大事。機能性のど飴をなめて有効成分をとどまらせておけば、予防できるというわけだ。これまでの研究で、複数の有効成分がわかっている。

 養命酒製造(東京都渋谷区)が10月に発売した「養命酒製造のど飴」には、クロモジ(漢方の生薬で使われるウショウ)のエキスが入っている。

 同社は愛媛大学医学部付属病院抗加齢・予防医療センターと共同研究を実施。クロモジエキスに含まれるプロアントシアニジンというポリフェノール成分に、インフルエンザウイルスの増殖を阻害し、不活性化する効果があるのを突き止めた。昨冬、同病院の看護師を対象に実験したところ、クロモジエキスを配合した飴を1日3回、12週間にわたって毎日摂取したグループのほうが、摂取しなかったグループよりもインフルエンザの感染者数が有意に少なかったという。

 榮太樓總本鋪(同中央区)は、紅茶の機能性を研究している早稲田大学と「紅茶博士のテアフラビンのど飴」を共同開発し、今秋に発売した。テアフラビンという紅茶ポリフェノールが有効成分で、インフルエンザの感染を防ぐ作用があるという。

 カンロ(同新宿区)の「健康のど飴ドクタープラス」は、ビールの原料として知られるホップのエキスを配合。口腔衛生分野の先進的な研究で知られる鶴見大学と共同開発した。123種のハーブエキスを調べた結果、のどの炎症の原因になる菌の殺菌力が最も高かったのがホップだという。

 もちろん、飴をなめていれば万全とは言えない。一般的な予防法である、手洗い、適度な湿度の保持、十分な休養、栄養摂取などを忘れてはならない。そのうえで、新たな予防法として機能性のど飴を加えるといいだろう。

 厚生労働省の発表によると、今年はすでに9月上旬から愛知県、神奈川県、東京都、大阪府などの保育所、幼稚園、小・中・高校で学級閉鎖や学年閉鎖が相次いでいる。予防対策を万全にしたほうがよさそうだ。(茅島奈緒深)

※週刊朝日  2018年11月23日号(AERA dot.)

効果があるならのど飴をなめようかな・・・

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