ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

既に御承知のとおり，カープは本日，ニューヨーク・メッツ傘下のAAAラスベガスに所属するカイル・レグナルト投手の獲得を発表した。ずいぶんと手回しがよいと思うが，まあある程度継続調査をしていたのだろう。

まずは簡単な紹介から。1988年12月13日生まれの現在29歳でフルネームはKyle Adam Regnault。188cm103kgの左投げ左打ち。ロードアイランド大学出身。メジャー経験はないどころかAAA在籍も通算2シーズンと，最近では珍しい素材型である。

と，いうわけで，いつもの例に従ってスタッツを解析してみることとする。参照するのはいつも通りBASEBALL REFERENCEである。

これを見てみると，AAA通算では全てリリーフで82試合に登板して9勝1敗，はよいが防御率は4.10。WHIPも1.432とあまり褒められた数字ではない。三振奪取率は高いようだがそれなりに四球も出しているのも気がかりである。これだけでは，何を持って獲得したのかは見えてこない。もちろんシュールかマックの推薦があったのだろうから，数字に表れない何かがを持っているのではないかと推測はされるのだが。

ここで思い出されるのはヘーゲンスである。彼もまたUSAでの実績には乏しかった，いや，まだ現役だから乏しいと言うべきか。彼のAAA実績は今シーズンも含めて34試合で9勝10敗，防御率4.50である。その意味では日本で成功するか否かはUSAでの実績とは関係ないという見方もできる。まあ，おそらく来シーズン当初に置かれる立場はあくまでも外国人枠としてはスペア扱いだろうから，日本で鍛え込んで化けてくれればいいかも，くらいで見ておけばよいのではないか。

その意味では，彼の獲得をもって外国人編成が終わり，というわけではあるまい。二の矢，三の矢を期待して待つこととしよう。とりあえずは，ブラッドに比肩するような大物打ちがほしい。

最後に，Youtubeに動画が上がっているのでそれを貼っておく。私の感想は，今の段階では書かない。



現時点では一喜一憂はすべきではない。


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（後記）
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