ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

あれだけ言ってるのに。今のフランスアは使えないって。これを聞かなかった佐々岡のせいだよ。この敗北は。

間が空いていたとはいえ，8戦2分け6敗という数字は重たい。いくらオープン戦だ練習試合だとはいえ，これだけ勝てないとチームの勢いは減殺されるし，勝てるものも勝てなくなることくらい，自明の理だ。いくら頭の悪いカープファンでも昨年にいやというほど思い知らされたはずではないか。ならば，今こそそれを断ち切るために，意地でも勝ちに行かなければならなかったし，今日などはそういう采配を見せなければならなかった。

選手は，必死さを見せていたと思う。というより，競争がいかに大事かと言うことなんだろう。全員が全員というわけではないが，箸にも棒にもかからない打撃は少なかったように思う。しかし，それでも得点に繋がることが少なかったのは，偏に長期連敗中という流れの悪さ故だったと理解すべきである。

それなのに，佐々岡の采配は非常にまずかったと言わざるを得ない。どうしてフランスアに固執したのか。確かにあの一昨年の豪速球を見せられたらすがりたい気持ちも理解出来なくはないのだが，明らかに不出来だし，明らかに調子が悪いし，要するにクローザーやセットアッパーが務まりそうにないのだ。ならば，今フランスアに必要なのは休養と再調整だ。今フランスアの起用に拘って壊してしまったらどうするつもりなんだ。

どうやら，今年もカープは「監督リスク」で苦しめられそうだ。野手陣の起用にも新味がないし，まあいわば高信二の傀儡に近いといっていいところであるが，唯一の売りの投手起用の差配で足を引っ張ったら，何も売りがないではないか。

幸いにというならば，まだ開幕まで一応1か月はあるし，ひょっとしたらまだ延びるかもしれない。チームの流れを切り替えるチャンスはまだ残っている。しかし，佐々岡の差配ではそれも期待薄だ。きっと去年までと同じ頑なな選手起用と人遣いに終始することは目に見えている。

この段では，明日もきっと負けるだろう。そうすると，また次の練習試合まで間が空いてしまう。この悪い空気を引きずってしまうとなると，そこから脱却することは難しい。さて，どうするつもりなのかねえ。

だから，前任者の更迭時に私は言ったんだよ。今カープに必要なのは勝てる指揮官なんだって。いくら佐々岡が人間的に優れてるからといって，それは監督としての適性とは全く関係ないことなんだからね。

まあ，悔しかったら勝ってみろ，勝たせてみろ，だね。

本当に勝利こそが正義なんだからね。


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