狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

瑕疵ある県民投票を拒否!松川市長が不参加の理由説明

2019-01-11 07:23:08 | 辺野古訴訟

⇒最初にクリックお願いします。

NO!残紙キャンペーンサイト  

きょうの沖タイの県民投票関連の見出し紹介。

◆一面トップ

県、来週にも「是正の要求」

不参加自治体へ 投票事務に義務

宜野湾不参加を再表明

市長会見 選択肢変更で再考示唆

◆二面トップ

5市不参加 県に危機感

県民投票告示日まで1ヵ月余

与党と協議 打開策見えず

◆社会面トップ

全県同日実施求める声

条例改正や期日延期案

松川市長は、県に照会した疑義に対して納得できる回答が得られなかったので、再度不参加を表明した。

松川市長の県民投票に対する疑義はこの3件。

①地方自治法にある事前協議がなく、法的に誤りがないか

②知事、県職員の広報上の中立性がなく、条例違反では

③米軍普天間飛行場の危険性除去や早期閉鎖、返還にどう取り組む

辺野古移設(埋め立て)の当事者である宜野湾市が再度不参加を表明したことで、県幹部と与党県議らが緊急会議を開いた。

是正勧告を拒否した宜野湾市に対し「是正要求」をするとのことだが、これを拒否しても罰則規定がないため、それ以降は成すすべがない。

最後の手段は法廷闘争だが、県は国との法廷闘争のほかに複数の市町村と法廷闘争をするとなると、デニー県政は法廷闘争で蜂の巣を突いた状況になる。

思案投げ首の沖タイ記事の抜粋である。

行政事件訴訟法に基づく違法確認訴訟など法的手段を検討する動きもあるが、「県と市が争うことになる、県内でさらなる対立と分断につながる」とリスクを伴う。選択肢の変更など「全市町村が参加できる環境作り」には、いずれも県条例の改正が必要で、県議会の審議をふまえると、2月24日の投開票日を延期した場合、予算がさらに膨らみかねない。安里氏は「それでも全市町村の参加を求める言う県民世論が高まるのであれば、県条例改正に向かうのではないか」という見方だ。

一方、不参加を表明している下地敏彦宮古島市長が「二択でやるといって、反対するところがあるから選択肢を増やす、というのはブレている」と県条例改正に疑問を投げかける。決め手を欠きながら、全市町村参加に向けた模索は続いている。

◆ちなみに今日の八重山日報一面トップはこれ

宜野湾 

県民投票条例の”瑕疵”指摘

松川市長、改めて不参加表明

県は松川市長が紹介して瑕疵に対して納得できる回答ができなかった。

瑕疵のある県民投票を押し付けておきながら、法的手段に訴えても勝てるはずはない。 県の訴訟をチラつかせた恫喝に怯える必要はない。・


県民投票をめぐる自治体の対応を振り返ってみよう。

現在、不参加を表明しているのは宮古島市、宜野湾市、沖縄市の3つの市だ。

石垣市とうるま市では2度、関連予算が否決され市長が判断を保留しているが、石垣市の中山市長11日にも態度を表明する方針だ。


5つの市の選挙人名簿登録者数は先月1日時点でおよそ36万7000人。

これは県全体(116万人)のおよそ32パーセント、3分の1に当たる。

態度を保留している市の判断が注目されるが、県は今後も説得を続けるとともに投票に参加しない自治体の住民を対象に任意での投票を実施することなど何らかの投票行動がとれないか検討を始めている。

いずれにせよ、事態がここまで混乱したら、県民投票の意義が霧散してしまう。

デニー知事は「翁長氏の威光」を盾に知事の座を得たため、県民投票の実施でも「乱暴なやり方」を強行しても納得してもらえる、と慢心したのではないか。

当初から少なくとも「四択」で実施の県民投票なら、こんなに混乱するはずはなかった。

沖縄市や宜野湾市など有力自治体の「落城」で、「四択」に変更して実施の案も出たようだが、下地宮古島市長の「二択でやるといって、反対するところがあるから選択肢を増やす、というのはブレている」というコメントは正論だ。

さらに別の自治体が、「四択では不充分だから、六択にせよ」と主張したら収集がゆかなくなる。

デニー知事に告ぐ!

最良の解決策は、欠陥だらけに県民投票など即刻中止して、計上した予算を貧困対策に向けるのが県知事本来の仕事である。

過ちて改めざる是を過ちという。


コメント (7)    この記事についてブログを書く
« 祝!宜野湾市長、再度不参加... | トップ | デニー知事の慢心が「瑕疵あ... »

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
本日の沖縄タイムス投稿欄 (カウンター58)
2019-01-11 09:57:02

オピニオン面に一般投稿6本(児童生徒の「ぼくも私も」など除く)。

「活断層の調査 早急に実施を」の豊見城市・渡真利善朋さん(50)は、昨年は1月13、30日、2月24日、3月10、25日、4月7、15日、5月1、3、10、15、29日、6月10、23日、7月1、12、24日、8月1、12、31日、9月10、26日、10月12、27日、11月6、15、23日、12月6、19、29日の30回掲載。
「飢えを知らぬ 首相の非情さ」のうるま市・西明雄さん(64)は、昨年は1月11日、2月6、13日、3月22日、4月15日、5月3、26日、6月13日、7月3、24日、8月7、19日、9月9日、10月2、18、29日、11月28日、12月15日の18回掲載。
「孫らと一緒に 楽しんだ年末」のうるま市・比嘉順子さん(63)は、昨年は1月6日、6月3、24、27日、7月16日、8月6日、10月14日、11月6日の8回掲載。
「新しい年迎え 平穏無事祈る」の恩納村・東江義昭さん(65)は、昨年は1月4、28日、2月22日、3月25日、4月9日、5月24日、6月7、28日、7月28日、8月10日、9月2日、10月14日、11月1、14日、12月3日の15回掲載。
「新基地現場 激しい対立」の本部町・北山睦子さん(60)は、2016年4月12日以来の掲載
「心に残る宝物」の浦添市・平良博さん(66)は、昨年は1月5、28日、2月21日、3月5、21日、4月7日、5月2、12、31日、6月10、27日、7月17、29日、8月28日、9月26日、10月12日、12月8、22日の18回掲載。

カギカッコは投稿欄における見出し。


(おまけ)
2018年1月1日~12月31日の一般投稿は2300本(「主張・意見」1532本、「論壇」等411本、「茶のみ話」357本)。

投稿者の年齢・延べ人数
10代    3人 (0.1%)
20代   28人 (1.2%)
30代   77人 (3.3%)
40代  167人 (7.3%)
50代  222人 (9.7%)
60代  708人(30.8%)
70代  724人(31.5%)
80代以上341人(14.8%)
記載なし  30人 (1.3%)
*年齢記載がある方の平均は66.7歳。

掲載回数の多い方々(敬称略)
渡真利善朋(豊見城市) 30回
岸本定政(糸満市)   29回
山根光正(那覇市)   25回
池辺賢児(宜野座村)  24回
儀間眞治(西原町)   24回
大嶺よし子(豊見城市) 23回
安東民夫(浦添市)   22回
大見昭子(那覇市)   21回
宮城淳(那覇市)    19回
山内昌一(那覇市)   19回
*10回以上掲載された方は61人。

Unknown (東子)
2019-01-11 10:05:00
>①地方自治法にある事前協議がなく、法的に誤りがないか

いつも、「オール沖縄」が言っている「納得できるまで話し合いが必要」が、ブーメラン。
Unknown (東子)
2019-01-11 10:06:43
「石垣市議会 県民投票に反対 2018年10月17日 18時35分」
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20181017/5090004692.html

>「辺野古県民投票の会」は、移設の賛否を問う県民投票の実施を目指して署名活動を行い
>意見書は、「県民投票は、辺野古の埋め立ての賛否のみを問うもので、普天間基地移設計画の主眼である危険性の除去について、県民の意思を示すものではない」などとしています。

移設の賛否を問う県民投票→辺野古の埋め立ての賛否のみを問うもの
なぜ、変わった?
誰が、変えた?
石垣市議会の「県民投票反対の意見書」に対して、県民投票の会元山仁士郎代表は

「県民投票の会 石垣市議会に対話求める声明文 2018年10月24日 18時27分」
http://www.qab.co.jp/news/20181024107805.html

>「石垣市議会の意見書採択は、県民投票の意義を十分に理解しないまま漫然と数の力で採択されたものと言わざるを得ない」

と非難するが、署名の主旨と違った投票になりそうなことに非難しない。
ということは、県民投票の会元山仁士郎代表は、もともと辺野古の埋め立ての賛否が目的だったのか?

署名の主旨「移設の賛否を問う県民投票」と違う「辺野古の埋め立ての賛否のみを問う県民投票」の設定は、署名者を裏切るものであり、条例の根拠も失うと、考える。
Unknown (amai yookan)
2019-01-11 10:41:53

>松川市長の県民投票に対する疑義はこの3件。

①地方自治法にある事前協議がなく、法的に誤りがないか

②知事、県職員の広報上の中立性がなく、条例違反では

③米軍普天間飛行場の危険性除去や早期閉鎖、返還にどう取り組むか


--------------------------------------------------

これに尽きますね

[瑕疵(かし)] =

1.きず。欠点。

2.法律や当事者の予期するような状態や性質が欠けていること。

「瑕疵(かし)」これって、オナガさんが耳たこになるほど使ってたよね~

とうとう自分ち(サヨク県政)に回ってきたの?大ブーメランだ!

● 瑕疵(かし)ありで「法的にも負け」で、訴える事も出来んし

● 「強制してやらせる・やる」事も出来んし

● 「普天間の事も、おっ放り出している」し

● 知事が、サヨクと一緒に辺野古でワッショイするし、

欠陥もいいとこの、「リコール県民投票」ですなぁ~

さっさと引っ込めないと収集つか無くなる筈・チャントしましょうデニーさん




Unknown (東子)
2019-01-11 11:01:37
新報と手をつなぐ毎日の、新報の「サンゴ記事」の後追い記事。

「安倍首相のサンゴ移植発言が波紋 政府、打ち消しに懸命 2019年1月10日 20時12分(最終更新 1月11日 03時26分)」
http://mainichi.jp/articles/20190110/k00/00m/010/220000c

>実際に防衛省沖縄防衛局が移植したのは土砂投入区域外の一部のサンゴ。
>首相による「印象操作」と受け取られかねない発言だけに、政府は打ち消しに懸命だ。

土砂投入区域に移植すべきサンゴは、ない。
ないにもかかわらず、移植したのは土砂投入区域外の一部のサンゴだから、土砂投入区域内のサンゴは移植していない。
という印象操作をしているのは、毎日、新報の方だ。



【参考】
「辺野古護岸工事、準備作業に着手…政府 =沖縄 2018年4月3日5時0分」
http://premium.yomiuri.co.jp/pc/#!/news_20180403-119-OYTNT50208/

>今回作業を行う区域内にはサンゴが生息しておらず、移植のための「特別採捕許可」を翁長雄志知事から得る必要がないとされている。


「辺野古で新たな護岸工事に着手 2018年04月09日 11時57分」
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20180409/5090002528.html

>辺野古の埋め立て予定地では希少なサンゴが見つかっていて、防衛局は沖縄県に対し、サンゴの移植を申請していますが認められていません。
>ただ、9日着手した護岸の内側には移植を求める必要があるサンゴは見つかっていない
Unknown (東子)
2019-01-11 11:01:55
サンゴの移植の状態。

「辺野古で新たな護岸工事に着手 2018年04月09日 11時57分」
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20180409/5090002528.html

>辺野古の埋め立て予定地では希少なサンゴが見つかっていて、防衛局は沖縄県に対し、サンゴの移植を申請していますが認められていません。
>ただ、9日着手した護岸の内側には移植を求める必要があるサンゴは見つかっていないということで、防衛局は、サンゴの問題を避けながら護岸の建設を進める狙いです。


「辺野古で新たな護岸工事に着手 2018年04月09日 11時57分」
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20180409/5090002528.html

>辺野古の埋め立て予定地では希少なサンゴが見つかっていて、防衛局は沖縄県に対し、サンゴの移植を申請していますが認められていません。
>ただ、9日着手した護岸の内側には移植を求める必要があるサンゴは見つかっていないということで、防衛局は、サンゴの問題を避けながら護岸の建設を進める狙いです。


「外側の希少サンゴ移植せず工事へ 2018年04月09日 18時22分」
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20180409/5090002536.html

>一方、埋め立て予定地の外側で見つかった希少なサンゴについて、沖縄防衛局は投入する石材の量を減らすなどの対策をとったうえで移植しないまま工事を進めることを決めました。
>辺野古では埋め立て予定地の外側でも希少なサンゴが見つかっていて防衛局は沖縄県に移植の許可を求めていましたが許可されていません。
>これについて、9日沖縄防衛局で冒頭を除いて非公開で開かれた国の有識者委員会で防衛局側が今後の方針を説明しました。
>このなかで防衛局の担当者は建設を進めている護岸の先端に水の濁りを防ぐための枠を何重にも設置したうえで、投入する石材の1日あたりの量を減らすなどの対策をとることでサンゴへの影響を防ぐことができると説明しました。
>防衛局によりますと、これに対して出席した有識者から異論は特に出ず、了承されたということです。
>また、9日は、海上から資材を搬入する船をこれまでより1隻増やし2隻体制にすることも了承されました。


「辺野古新基地:サンゴ保護・4重に汚濁防止枠 防衛局が検証せず実施 2018年4月20日 07:43」
普天間移設問題・辺野古新基地 辺野古埋め立て 沖縄防衛局
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/240295

>ある委員は「汚濁防止枠はダム貯水池の濁水防止で使われており、かなり効果がある。海岸での工事でも効果があるだろう」などと紹介。
>異論は出ず、委員会として了承した。

2倍の汚濁防止枠、1回の土砂投入の削減による運搬費の増額。
こういうことで、建設費は膨らむ。
沖縄県が移植許可をすれば、↑の費用は、発生しなかった。

沖縄県は、建設費の膨らみを辺野古移設反対の1理由にしているが、膨らむ原因は県にある。
Unknown (東子)
2019-01-11 11:02:26
「 ファクトチェック フェイク監視 安倍首相発言、波紋広がる 土砂投入巡り「サンゴ移植している」 現工区は対象外、識者批判 2019年1月10日 11:38」
安倍晋三 サンゴ サンゴ移植 辺野古埋め立て NHK テレビ討論番組 菅義偉
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-859359.html

>安倍首相の発言後、インターネットでは「発言はでたらめだ」などの指摘が相次いだ。
>一方、沖縄防衛局は「あそこ」というのは埋め立て区域全体だとして安倍首相の発言は間違いではないと主張する。

新報、白旗www


>日本自然保護協会の安部真理子主任は
>サンゴの移植については「そもそも大きさや、生息する水深で区切って移植するか判断することがおかしい」と強調した。

はい。論点ずらし。


>本紙などが区域内でサンゴの移植がなかったと報じたことについては「(報道に基づいた質問に)答えることは政府としてしない」と一顧だにしなかった。

wwww。


相手にされなかったことを幸いと、今日はだんまりの新報。
「あそこ」とはどこのことかはっきりしないから、「安倍総理はデマを発言」?
ははは。
「あそこ」とはどこのことかはっきりしないを理由にするなら、「現在進行形の埋め立て地の外側の」と広げるのも、駄目でしょ。

コメントを投稿