大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の出来事 8月18日 積木くずし

2018-08-18 10:03:05 | A,日々の出来事_







  日々の出来事 8月18日 積木くずし







 今日は、“積木くずし”の日です。(2003年8月18日)
2003年8月18日、“積木くずし”のモデルである穂積隆信の長女、穂積由香里が亡くなったことが分かりました。
 積木くずしは、穂積隆信が非行に走った娘と両親の葛藤を綴った手記で、本としては300万部を売り上げたベストセラーです。
そして、当時この本は社会現象化し、テレビドラマや映画も製作され話題を呼びました。
特にテレビドラマでは、最終回の視聴率は45.3%にのぼり、ドラマでは歴代最高視聴率となっています。
 しかし、不幸にもこの本で実名を晒された穂積由香里の非行は却ってエスカレート、1983年にはトルエン所持で逮捕、覚せい剤取締法違反でも2度逮捕されます。
そして、1986年に女優デビューしましたが芸能活動は成功せず、アメリカ留学中に知り合った男性と結婚、でも長くは続かず離婚しています。
 また、健康面も不安定で、20代で腎臓を悪くし、2000年には腎不全で入院、実母からの生体腎移植を受けています。
そして、2003年8月13日夜、都内のマンションの自室で35歳の若さで心不全で死亡し、8月18日に発見されました。

追加
テレビドラマ“積木くずし”の主演は高部知子です。
「 ニャンニャン。」  ヾ(´∀`*)ノ




















☆今日の壺々話










ピーナッツ





 警察官が4人の子供を裁判官の前に連れて来ました。
そして、警察官が伝えます。

「 裁判官、この子達は動物園でひどい騒ぎを起こしていたんです。」

裁判官は厳しい表情で言いました。

「 少年達、私は青少年の犯罪が大嫌いなんだ。
 一人ずつ名前と、どんな間違ったことをしていたのか言いなさい。」

最初の少年が言いました。
「 僕の名前はジョージです。
 僕はピーナッツを象の檻に投げ入れました。」

二人目の少年が言いました。
「 僕の名前はピートです。
 僕はピーナッツを象の檻に投げ入れました。」

三人目の少年が言いました。
「 僕の名前はマイクです。
 僕はピーナッツを象の檻に投げ入れました。」

四人目の少年が言いました。
「 僕の名前はピーナッツです。」

















小学校の思い出





 小学校の頃、ゴキブリ係というのがあった。
ゴキブリ係の仕事は単純で、教室にゴキブリが出没した場合速やかに処理すること。
それぐらい俺のクラスはゴキブリ被害に悩まされていた。
誰も立候補しないので、ゴキブリ係だけ任命制だった。
 その日の給食で出た酢の物を残したから、という意味の分からない理由で俺がゴキブリ係に任命された。
その日から、俺のゴキブリ生活が始まった。
 しばらくして、俺はほとんどプロになっていた。
どれぐらいかというと、ガムテープを使ってゴキブリを生きたまま捕獲できるぐらい。
男子には尊敬されたが、女子には露骨に避けられた。

女「 ちょ・・・さわんなよ、ゴキブリ。」
俺「 ゴキブリって言うんじゃねーよ。」
女「 あ・・・ごめん・・・。」
俺「 いや分かればいいよ。」
女「 いや・・・でも触らな・・・さわんなって!!死ね!!死ね!!」

 女子は泣いた。
マジ泣きだった。
なぜか俺もつられて泣いた。
なんか悔しかったので、その女子の机に捕まえたゴキブリ入れといた。
女子は、それ見つけて発狂してた。
 その女子は不登校になった。
マジで俺のせいで不登校になった。
俺はゴキブリ係をクビになった。
 クビになるときに先生に、

「 バルサンたけばいいだろ。」

って言ったら、

「 バルサンなんかたきません!!!!!!!!!」

ってなぜかキレられた。
なんでだよ。

 すげー悔しかった。
なんていうか、俺は俺なりにゴキブリ係に誇りを持っていたのだと思う。
 俺は心に決めた。
教室からゴキブリを根絶しようと。
ゴキブリ係なんかクソ食らえだ。
俺は俺のやり方でやらせてもらう。
 家からバルサンを持ち出して、朝早く登校した。
早速バルサンを設置する。
俺は自信満々だった。
 しばらくして、けたたましい音が鳴った。
職員室から先生が走ってくる。
恐る恐る教室の中を見ると、なんか水浸しだった。
 バルサンは怖い。
マジでやめたほうがいい。
煙を探知するやつかなんかが作動して、天井から水が出てた。
 しかもそれだけじゃない。
床はゴキブリだらけ。
しかも死んでない。
まだ生きてる。
 俺は泣いた。
先生は何か叫んでた。
それから、ゴキブリ係は廃止になったらしい。
らしいと言うのは、それから俺も不登校になったからよく知らないのだ。

















中学の思い出




 中学の頃、短気で喧嘩にあけくれてた。
そもそものきっかけは、入学してすぐに隣の席のヤツがイジメられ始めて、それを助けようとしたことだ。
 中2病全開だった俺は「フッ・・おいおい、いじめなんてダセーことしてんじゃねーよw」とクールにしていたが、「お前もやれ」みたいな空気になってムカついたのでリーダー格のやつとタイマン。
ワンパンチで秒殺される。
 しばらく大人しくしてたが、俺が喧嘩激弱だと罵ってきたそのリーダー格のヤツの腰ぎんちゃくにキレてタイマン。
途中でいろいろ痛くなって俺が泣いたので終了。
 中2は特にひどかった。
不良っぽいヤツが増えてきて、俺のクラスメートにも手を出してくるので、「フッ・・俺のクラスメートになにしてんだ?正気か?」と不良の溜まり場に助けに行くと、「何お前?正気か?」と言われキレて1対5で喧嘩。
もちろん秒殺され、それ以来不良グループに目をつけられる。
 1ヶ月ほど大人しくしてたが、会うたびにからかってくる不良グループにさすがに堪忍袋の緒が切れ、廊下ですれちがいざまに、からかってきたヤツの胸ぐらをいきなり掴んで「いい加減にしろよ?コラ」とすごんだらボコボコにされる。
 このループから脱出するにはリーダー格のヤツをやるしかない、と空手習ったり体を鍛え、3ヶ月の修行を終え不良の溜まり場に殴り込み。
「ここで一番強いヤツ出せ」と言うと、一番弱いヤツが「てめえしつけんだよ!」と調子に乗ってきたので相手にしてやるが、意外に強く泣いて許してもらう。
 そんなことを繰り返しているうちに「お前もういいよ」みたいになって変に打ち解ける。
相変わらず中2病で無駄に正義感が強く、街中で他の中学と不良グループが喧嘩になっているのを見て助太刀にいってボコボコにされたり、いろいろあった。
 中学校戦績36戦0勝36敗。
俺ほど喧嘩の弱いヤツもいないが俺ほど喧嘩したやつもいない、とある意味伝説になった。

















高校の思い出





 俺、地元では有名なとんこつラーメン屋でバイトしてたんだけど、その主人が突然亡くなって、葬儀することになった。
棺おけの中に故人が大事にしてたものを入れてほしいと言われたんで、主人が生前大事にしてた、店の軒先にぶら下げてたとんこつ数本を棺に入れた。
 で、火葬がすんだ後に係員が困惑してるの。
骨が多すぎる、見たこともない骨が混じってるって。
あ、僕が入れたとんこつかもしれませんって言ったら、主人の親父さんに殴られた。















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