経団連などの経済3団体や業界団体が開いた新年祝賀会。経営トップ
からは企業業績の堅調さを強調する意見の一方、米中貿易摩擦などの
地政学的リスクについて懸念の声が相次いだ。安倍晋三首相が求めた
賃上げで、ベースアップ(ベア)への明言がほとんど見られないなど、
先行きの不透明感が経済界全体を覆っている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190108-00000503-fsi-bus_all
「今は晴れだが、雲が出始めて黒くなっている。曇りを覚悟して準備
する」。3団体の祝賀パーティーで、新日鉄住金の進藤孝生社長は、
足元の景気認識を天気にたとえて表現した。
する」。3団体の祝賀パーティーで、新日鉄住金の進藤孝生社長は、
足元の景気認識を天気にたとえて表現した。
現在の景気拡大期間は昨年12月で戦後最長の「いざなみ景気」に並ぶ
73カ月。改元や東京五輪・パラリンピックなども控え、トップからは
「前向きな心理が期待できる」(日立製作所の東原敏昭社長)といった
声も上がったが、「株価下落もあり、注意深く見守る必要がある」(森
ビルの辻慎吾社長)など楽観を戒める見方が大勢を占めています。
「雲」の正体としてトップらが口をそろえたのは、米国と中国との貿易
摩擦。みずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長は「一過性の衝突
とみるより新しい国際的な対立軸。
一朝一夕で解決とはならない」と対立の長期化を警戒しています。
トヨタ自動車の豊田社長は「コントロールできないので、米中両国から
選ばれるメーカーを目指す」と当面の対応を語る。
トヨタ自動車の豊田社長は「コントロールできないので、米中両国から
選ばれるメーカーを目指す」と当面の対応を語る。
この様な背景で、景気下支え策として安倍首相が経済界に要請している
賃上げについて、春闘を前にベースアップに対し、慎重姿勢が見えるの
で、米・中貿易摩擦の協調点が見いだせるか注目しています。
さて、日経平均は続伸し、165円高の20204円の大引でした。
(出来高 概算15.5憶株の商いでした。)
今朝方のNY市場、米・中通商協議の進展から貿易摩擦の軽減期待が出て
続伸。日経平均は、それに連れ高して続伸スタートすると、景気敏感株が
買われ、投資マインドを明るくさせました。
結局、大納会の20014円を割り込まずに終了。
日経平均の続伸。5日線を上回り、ボリンジャーバンドー1σ~25日線
シフトし、チャート形状は、リバウンド継続の動きとなりました。
今晩のNY市場。続伸スタートで、終了時プラス引けになるか、注目です。
明日の日経平均、為替の円安傾向なら、3日続伸にチャレンジです。
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